「マーキュリー通信」no.2044【渡邊美樹会長の講演「夢に日付を!夢をカタチに」は感動的でした!】
昨夜東京ビッグサイトで、渡邊美樹会長の講演「夢に日付を!夢をカタチに」が行われました。
ワタミグループは、ご存じの居酒屋和民の他、全部で6事業(外食、介護、弁当の宅配、手作り弁当工場、有機野菜農業、環境事業としての風力発電)、3つのNPO法人(発展途上国の学校支援、みんなで夢を叶える会、森を作る)、2つの公益法人(学校、病院)を経営しているそうです。
渡邊美樹会長は、自分への戒めとして、10の項目を自分への質問形式で投げかけているそうです。
この10の項目に合っていれば、損得を考えずに実行しているそうです。
チャレンジング精神旺盛な渡邊美樹会長は、失敗や挫折も多く経験しました。居酒屋チェーン和民は、3店舗まで順調だったのですが、4店目が赤字で資金ショートしました。
そこで取引先の銀行支店長に2000万円の追加融資を申し込みました。この2000万円は融資枠として確保していたので、当然OKと思っていました。しかし、融資課長からは、「あなた実力は3店舗しかないので、これ以上の融資は不可」との回答でした。
渡邊美樹会長は、この屈辱を今でも飛躍のバネにしています。
さて、10の項目の一番目に、「どうしても叶えたい夢がありますか?
2番目に、「その夢が叶うことで、あなたが幸せになり、周りも幸せになり、社会も良くなりますか?」があります。
お役所主導の現在の介護事業に疑問を持っている渡邊美樹会長は、介護事業にも進出しました。
現在の老人ホームは、入居時の一時金が3000万円、毎月の費用が30万円と一般庶民にとっては高嶺の花です。
そこで、入居時の一時金を600万円、毎月の費用を18万円に下げ、一般庶民も入居できるようにしました。
介護事業のサービスの対象者は介護老人です。しかし、お金が入るのは役所からです。
この為、コスト削減の為の徹底的な合理化が図られます。
現場では、介護老人には、おむつ、車いす、点滴による栄養摂取が行われて
います。
又、入浴は週2~3回、しかもベルトコンベヤー方式のように3分ごとに介護老
人を洗っていきます。
渡邊美樹会長は、「自分の親がそういう目に遭って幸せですか?」と問いか
けます。
渡邊美樹会長は、これらの悪しき慣習を全廃する決意をしました。当然手間
暇がかかり、コストアップになります。
しかし、介護老人の喜ぶ顔が見たいとの一心で介護サービスを向上させまし
た。介護老人は喜び、要介護度は下がってきます。
ところが、役所からの介護報酬は、要介護が上がるほど収入が上がります。
要介護度が下がると役所からの収入が減るという矛盾が起きます。
渡邊美樹会長は、こういうお役所的な発想に疑問を呈しています。
渡邊美樹会長の講演で私が一番印象が残ったのは、今回のテーマである「夢
に日付を!」でした。
自分の夢を実現する時期を明確にすることの大切さを学ばせていただきまし
た。
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