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2013年1月17日 (木)

「マーキュリー通信」no.2085【経験から学ぶマンション管理の重要性-16「ペット問題の解決策」】

昨年9月末から私が住むライオンズシティ池袋の理事長に就任しました。第1期、第6期、今期(第18期)と3度目の理事長ですが、毎回私の所に問題が先送りされてきます。

今回は、12年前の理事長の時に、解決したはずのペット問題がずっと先送りされてきました。

ライオンズシティ池袋は、ペット禁止マンションですが、大京の営業マンが「ペットOK」と虚偽の営業をしたために、居住者からの苦情でペット飼育世帯が4世帯あることが判明しました。

私の前の女性理事長は、「当マンションはペット禁止マンションであり、ペットの飼育は規約違反なので、至急ペットを処分すること。それが嫌なら当マンションから出て行くこと」と強攻策でペット飼育世帯と対決し、一時当マンション内の住民関係が険悪な雰囲気となりました。

そんな険悪な雰囲気の状況のまま私に先送りされてきました。そこで私は、現在飼育中の世帯に限り、1代限りの飼育を認めるという温情裁定をしました。

しかし、その後この温情裁定を拡大解釈し、ペットを飼う世帯が現れました。

又、その後入居した世帯の中で、営業マンの虚偽の営業でペットを飼育する世帯も追加で現れました。

当マンションは60世帯の小さなマンションでエレベーターも1基しかありません。従って、ペットが嫌な人にとっては、ペットと出くわすことでストレスがたまります。

アンケートをとった結果、6割の世帯でペットの飼育反対でした。当マンションはペット飼育禁止なので購入したのに、話が違うとの苦情もありました。

そこで、今回も現在飼育中の7世帯のみ1代限りの飼育を認めるということにをしました。

但し、今回は入り口に「ペット禁止」の案内板を目立つように貼りました。又、管理人には入居に対し、「ペット禁止」をきちんと説明するように依頼し、水際で食い止めることにました。

それでもペット飼育をしていることが見つかった場合には、管理規約に基づき、ペットを手放すよう戒告し、従わない場合には、訴えることの含みを持たせたました。

訴訟が目的ではありませんが、前回の温情裁定を反省し、かなり厳しめの管理組合からの案内板としました。

ペットを飼う世帯が増えるに従い、ペット問題は各マンションで問題となっていると思いますが、マンションの規模と住民の意見によりどのように取り扱うかが大切と思っています。

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