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2013年2月28日 (木)

「マーキュリー通信」no.2119【ワンポイントアップの経営術-69「会社が倒産、危機に陥ったときに、どのように対処するかでその社長の真価が問われる」】

これまでに100社以上の中小・ベンチャー企業の経営者とおつきあいしてきましたが、倒産や経営破綻した中小・ベンチャー企業を数多く見てきました。

倒産や経営破綻した時に経営者のとるべき態度でその経営者の人間性が分かります。

最悪の経営者は逃げてしまうことです。確かに、株主や取引先の前に出す顔はないかもしれません。しかし、そこは恥を忍んで株主や取引先の前で、自分の不徳をわびることです。そして、倒産や経営破綻後の株主や取引先に対し、どのような方針で対処していくのか誠意を持って説明することです。

逃げてしまう経営者は、金銭的損失だけでなく、これまでの信頼関係を失ってしまいます。実はこちらの方が大きいのです。

次に悪い経営者は、会社倒産の事実を破産管財人を通じて株主や取引先に通知することです。

法的には正しい処理でしょうが、人間としては問題があります。
但し、会社を倒産させずに夜逃げしてしまう経営者よりはましです。なぜなら倒産の事実により、株式や債券の損金処理が可能となるからです。

一方、逃げずに株主や債権者の前で詫び、債務の繰り延べを行い、最終的には全額弁済した経営者はベストの評価です。こういう経営者も知っています。

この場合、本人は全額弁済をした実績と実力が備わり、その人の人間性までアップします。更には、その会社の株主や取引先からの信頼が倍増します。

その次は、会社更生法の道を選び、取引先には迷惑をかけたけれど、何とか会社の再生を果たした経営者です。

苦しいときに逃げたら、それは一時しのぎにしか過ぎません。苦しさ、困難、挫折を乗り越えた時に、その経営者の人間性は一段と磨かれ、人間として成長していきます。

そう思うと会社の経営危機も、後々振り返ってみると、自らの魂を鍛える砥石だと理解できるようになります。

◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆

私が3年前にだまされたS社のT社長の場合、過去に何度も会社をつぶしてきました。T社長の場合、その度に海外逃避してきました。女好きのT社長は、時には女性と一緒の逃避行です。そして、ほとぼりが冷めた時に、帰国します。

そして、新規事業を立ち上げます。その時、これまでと全く違う業界、商品で勝負します。それはそれまでの人間関係が使えないからです。

T社長は、バラ色の事業計画を説明し、億単位の資金を集めます。その弁舌さわやかです。そして、その弁舌にだまされてしまう中小・ベンチャー企業の社長が後を絶ちません。

昨年もたまたま私の友人知人よりS社への投資の話が2件持ち込まれました。私はT社長の手口を説明し、損害を未然に防ぐことができました。

悪いことをやっている人間は、どこかでぼろが出るものです。特にIT時代の現代、悪いことはそう長くは続きません。

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