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2013年3月14日 (木)

「マーキュリー通信」no.2128【Bob Sugayaのワンポイントアップの英語術-22「Globishで英語の基礎教育を行えば、日本人も英語が得意な国民になれる」】

Globishとは、英語の非ネイティブ・スピーカー向けに開発された新しいコミュニケーションツ

ールです。

といっても基本的には英語です。中学生程度、即ち1500単語程度の語彙力があれば英語として十分通用します。これに派生語や接頭語、接尾語を加えていきます。

難しい英単語は出てこない代わりに、優しい英単語で表現するので大変なこともあります。

英語は既に国際言語になっていますが、実はネイティブ・スピーカーの会話は全世界の中で僅か4%にしか過ぎません。

一方、ネイティブ・スピーカーと非ネイティブ・スピーカーの英会話は、22%にも上ります。

因みに英語以外の言語で話す比率は74%にも上ります。

非ネイティブ・スピーカーが正しいアクセントで流ちょうに話すこと自体難しいわけです。

カナダに駐在の頃、タクシーの運転手はインド人が多かったですが、彼らは巻き舌で"forget(フォルゲット)"とか堂々と話していました。

従って、我々日本人も臆することなく堂々とジャパニーズイングリッシュを話せば良いのです。英語はコミュニケーション言語です。日常の英会話が通じれば良いわけです。

日本の英語教育も、完璧な英語を目指す事を止め、少なくとも高校生までは1500語をしっかり理解することを中心に教育を実施したら良いと思います。
尚、高校で更に上級英語にチャレンジしたい生徒は選択制にすれば良いわけです。これなら生徒の負担も軽くなり、英語嫌いが減ります。

Globishは、フランス人ジャン=ポール・ネリエール(IBM元ヨーロッパ、中東、アフリカ担当

副社長)が提唱した英語で、シンプルさがモットーです。

ジャン=ポール・ネリエールがGlobishで書かれた英語「The World Over(世界のグロービッシュ)」は非常にわかりやすい本です。Globish理解の最適書ですが、日英の対訳となっていますが、英語だけ読んでも容易に理解できます。

日本でも一般財団法人グローバル人材開発が普及の支援をしています。

◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆

カナダ駐在の頃、カナダ炭鉱の鉱山会社GreggRiver社から日加友好の記念Tシャツを贈られました。背中には"I rike Japan 80%"と書かれています。日本人の発音は"l""r"の区別がつかないことをジョークでlike をrikeと書きました。like をrikeでもカナダ人には通じていたようです。

尚、80%は、GreggRiver炭鉱への日本側出資比率は40%でしたが、GreggRiver社はその倍の80%好きだという意味を込めて書いたそうです。

30年前のことですが、私も今でもこのTシャツを大切に保管しています。

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