「マーキュリー通信」no.2206【年金程度で暮らせる心身共に元気な高齢者向けシェアハウス-1「現代の社会保障制度は、要介護老人を量産する仕組み】
7月23~24日の2日間に亘り、東京ビッグサイトで開催中の高齢者住宅新聞社主催高齢者住宅展を訪ねました。
一通り全ブースを訪ねましたが、厚労省の助成金等を含む支援や後押しにより、介護関連ビジネスが大盛況でした。
その中で注目を集めているのが、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)です。サ高住とは、軽度の介護老人を対象とした老人ホームで、国の支援が得られるので、急成長中のビジネスです。
しかし、これは私の自立した生涯現役社会を創るというミッションに反しているので、このブ
ームに乗ろうとは思いません。
但し、将来的には、元気な高齢者用シェアハウスで、要介護が必要となった高齢者に対し、補助的な施設としては必要かと思っているので、将来課題として勉強させて頂きました。
高齢者住宅展でも、私のように「年金程度で暮らせる心身共に元気な高齢者向けシェアハウス」を考えている企業は見当たりませんでした。
国の助成制度に乗っかり、儲けようという企業のそろばん勘定が見え隠れする高齢者住宅展でした。
現代の社会保障制度は、要介護老人を量産する仕組みといえます。
要介護度が上がると業者の収入が増える仕組みになっています。企業努力により要介護度を下げると、厚労省からの助成金が減ります。
これでは企業が努力して要介護度を下げようとするインセンティブに欠けます。
私は、介護保険制度ができると聞いたとき、反対でした。
なぜなら、国で介護保険制度を創れば、役人の無駄遣いと、企業との癒着や利権構造ができ、財政破綻していくと思ったからです。事実、私が予想したとおりの展開となっています。
私は、国の支援により介護老人を増やしていくという制度より、いかに自立した元気な高齢者を創っていくという制度の方が社会にとって良いと確信しています。
私のミッション実現のために、「年金程度で暮らせる心身共に元気な高齢者向けシェアハウス「ユートピア館」」を現在企画中です。第1号棟2015年末完成の予定です。
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