「マーキュリー通信」no.2275【人生に勝利する方程式-94「挫折は次の飛躍のための砥石となる」】
私の場合、人生で3度大きな挫折をしています。ただ、今振り返ってみると3度の挫折は次の飛躍のための砥石となっていることが分かります。
1度目の挫折は、高校受験の失敗です。
当時三多摩で最難関の立川高校を受験しました。
その年は東京オリンピックの年であり、ビートルズ旋風が吹き荒れた年でした。私は、高校受験勉強もあまりせずに、ビートルズに夢中になっていました。
私は受検不合格を猛反省し、大学受験では徹底的に勉強しました。その結果、第一志望の一橋大学商学部を現役で合格できました。
その時学んだことが、1つの目標に向かい全力投球で勉強すれば、合格するのだという成功の方程式を学びました。この成功の方程式は現在まで続いています。
次に、三井物産㈱情報通信事業部の新規事業責任者として失敗の連続でした。
その前、テレマーケティングの新会社もしもしホットラインの創業で成功した私は、自分に対する過信が生まれていました。人間に奢りが生じると、転落の始まりということをその時学びました。
3度目の失敗は、ベンチャー企業(有)マーキュリー物産を設立し、世界最小の総合商社として経営をしていました。
その時、耐震防災事業、「家庭用生ごみ処理機」の販売、NTT Bフレッツ営業の3本柱を中心に、事業展開していました。
しかし、(有)マーキュリー物産のような中小企業にはなかなか良い人材が来ません。その中で、最大の失敗は私が一番信頼していた幹部に裏切られたことです。私は、自分の経営者としての甘さを深く反省させられました。
この失敗を通じ、私はどういう場合に成功し、どういう場合に失敗するかということを身をも
って経験しました。
現在最勝の経営参謀役として10社の顧問を引き受けていますが、これらの失敗が生きた経験となっています。
長い人生の中で、成功も失敗も経験します。
成功の時に、天狗になるとその時が転落の始まりです。
一方、失敗の時は、自分自身を磨く貴重な経験をしており、その失敗を砥石として成長できるか、これが人生に勝利する方程式と認識しています。
◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆
今年もマーキュリー通信200号発信することができました。最近は、マーキュリー通信を2,3日休むと読者の方から、何かあったのかと心配されます。こういう読者の方のご支援があるから今年も200号発信できたものと感謝しております。
実は、私は数年前から年間最低200回は書こうと決めました。イチローの200本安打に刺激を受け、自分も最低10年連続は年間200回はマーキュリー通信を書こうと決意しました。
来年で10年連続200号発信となりますが、引き続きご支援をよろしくお願い申し上げます。
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