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2014年3月14日 (金)

「マーキュリー通信」no.2358【奇人変人の異見-225「官の発想、民の発想」】

京王線の慢性的な大渋滞解消のために、笹塚~仙川間8駅を高架化にすることを東京都は決めました。これに対し、周辺住民は地下化を主張し、反対運動を展開しています。

高架化の工事費が1500億円と比べ、地下化には2300億円がかかり、予算を大幅削減できるという理由です。

しかし、この発想には、地下化、高架化の場合の経済効果が加味されていません。

一足お先に京王線調布駅が地下化されました。現在、地上の空き地を有効利用すべく商業施設を中心に建設中です。

地下化をすれば駅跡地に広い一等地が出現し、その経済効果は計り知れません。高架化と地下化の工事費の差額800億円を遙かに凌ぐ経済効果が期待できます。東京都は新会社に2300億円を負担させれば、税金を使わなくて済みます。

その為に、跡地再開発のプロジェクトを立ち上げ、場合によっては鉄道会社とデベロッパーによる新会社を作り、新しい発想の基に事業展開していけば良いのです。

官の発想では、税金を使うという発想しか出てきません。これに対し、民の発想は、これをビジネスチャンスと捉えます。

発想の転換ができるかどうか、舛添新都知事の手腕が問われます。

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