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2014年4月 8日 (火)

「マーキュリー通信」no.2379【ワンポイントアップの経営術-91「社員を信頼する前提には、社員の能力と性格をよく知ることが肝要」】

社員の能力とは、経験+性格+アルファに分解できます。

そして、年齢が高くなればなるほど、経験の割合が高くなっていきます。

中小・ベンチャー企業の場合、社員の能力差が大きいので、この3つの要素を考慮した人材配置が重要です。

F社では、経理経験のない50代女性を経理部長に抜擢しました。給料も部長待遇としました。

しかし、この経理部長はM社長の期待をことごとく裏切りました。M社長は、「給料泥棒」と怒り、同部長に責任をとらせて辞めさせてしまいました。

しかし、この昇格人事の責任はM社長にあります。経理経験のない50代女性を経理部長に抜擢したことがそもそもの誤りです。

次に性格の部分ですが、管理部門向きなのか、技術向きなのか、営業向きなのかを見分けることが大切です。これを間違えると、社員はやる気をなくしてしまいます。適材適所の考え方が大事です。

プラスアルファの部分は、本人が仕事以外で自分の能力を高める努力をしているかです。例えば社外研修、営業なら異業種交流会に参加するとか、これを長年継続していると蓄積効果が出てきます。

◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆

私自身、三井物産の鉄鋼部門から情報産業部門に異動したときの、最初の大きな仕事がテレマーケティングの新会社もしもしホットラインの設立でした。

鉄鋼の営業は、義理人情の世界ですが、会社の設立経験など全く未経験でした。

そんな私によく上司は任せたなと思いましたが、多分私の前向きでチャレンジングな性格を見て任せたのではないかと思います。

㈱もしもしホットライン創業経験で、私の才能は開花し、現在の自分がありますが、その時の上司には心から感謝する次第です。

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