「マーキュリー通信」no.2386【ワンポイントアップの人間力-47「学ぶ力が強くなると謙虚になってくる」】
私は団塊の世代ですが、我々の受けた教育は、日本国憲法で天皇は象徴とだけ習いました。「
戦前の現人神から人間宣言をして、象徴になった」としか教わりませんでした。
従って、若い頃の私はお恥ずかしながら無神論の唯物論者でしたので、象徴天皇なら経費の無駄遣いだから、天皇制など不要とさえ思った時期もありました。
しかし、歳をとるにつれ、皇室の重要性を理解し始めました。日本の皇室は万世一系の天皇が2600年以上に及ぶ血統を保つ世界で唯一の存在であり、そのことが日本の文化伝統、そして、聖徳太子の「和をもって貴しなす」という平和国家を築いてきました。
ハーバード大学ハンチントン教授が名著「文明の衝突」で、日本を世界の中の第8の文明と定義したほど、日本の文明は世界に誇れるものです。そのコアとなるのが天皇の存在です。
先日、テレ朝が天皇ご成婚55周年記念特集を報道していました。その中で、天皇陛下がいかに平和を祈念し、国民に対し慈しみの御心で接してきたかがよく理解できました。
天皇が沖縄訪問の際に、過激左翼派が襲いかかりました。幸い事なきを得ましたが、彼らは日本を戦争に導いた責任は天皇にある、だから天皇打倒と思っての行動でしょうが、知がなさ過ぎます。
私も学生時代は不勉強だった為、左翼過激派と同様の考え方を持っていました。しかし、今思うと自分を恥じ入る思いです。
日本のこと、日本の歴史を学べば学ぶほど、先人たちの思想と行動に敬意を表するようになり、自然と頭が下がるようになります。
◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆
今問題となっている漫画「はだしのゲン」には天皇制否定の思想が随所に入っており、天皇陛下を口汚くののしっています。
作者中沢啓治氏が、もっと日本の歴史をきちんと学べば、漫画の内容は自ずと変わってくるだろうし、このような傲岸不遜な態度で漫画を書くこと自体天につばを吐く行為であることに直ぐに気づくことと思います。
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