マーキュリー通信」no.2389【ワンポイントアップの経営術-93「巨人軍原監督の采配ミスに 学ぶ」】
昨夜の巨人軍原監督の采配ミスは、経営者にとっても大きな教訓となりました。
巨人対中日、2対2で迎えた9回表の中日の攻撃に対し、原監督は守護神西村を送る。今年の西村はこれまでのところぱっとしない。
案の定、9回表いきなり2連打を浴び、ノーアウトランナー1、2塁。そして、バントを決めら
れ、1アウトランナー2、3塁となる。次打者は、この日絶好調の和田、2安打、内1ホームラ
ン。
私も、解説者江川卓もここは当然敬遠の四球を出すものと思っていました。ところが原監督はそのまま勝負をさせました。案の定和田に打たれ、逆転されます。そして、ここから西村は連打を浴び、炎上、降板となります。その後の投手も連打を浴び、この回5点を取られ、巨人は敗戦。
原監督の采配ミスは、経営者で言うなら、勝負をすべきでない場面で勝負をして、大赤字となってしまったケースです。
経営者の判断ミスで会社に損害を与えたケースです。こういうときは、社員の士気にも影響します。
さて、もう1つ興行面でいうなら、今年のトレードは日本一奪回を目指し、更に強化しました
が、その分ファンにとっては興ざめがしています。
巨人を首になり、中日に拾われた小笠原が一昨日、代打でヒットを打つと、巨人ファンからも拍手されました。
今年の外国人選手アンダーソンは、昨年のロペスに続き、これまでのところ当たりくじです。
しかし、ロペス同様守備が下手なので、時々足を引っ張ります。
一塁手ロペスの活躍で、小笠原の出番がなくなり、首になったわけですが、ファンは小笠原の活躍を望んでいました。
二塁手は西武から片岡、中日から井端を獲得した為、せっかく昨年寺内、藤村、中井、脇谷と生え抜き選手の熾烈な二塁のポジション争いを楽しめたのに、その楽しみがなくなりました。
今年は去年同様の戦力で十分優勝が狙えます。それなら若手の熾烈な競争をさせることで、ファンに感動を与えることができます。
私の巨人戦の見方は、最初から最後まで見ないで、途中中抜きをします。もし、若手の熾烈な競争によるエキサイティングなシーンが多数見られるなら、TV画面に釘付けとなるでしょう。
巨人軍の戦略は、経営にも参考になります。優勝至上主義の経営戦略では、ファン離れが起きてきます。事実、4月の巨人戦でなんと放映されない日もありました。
売上至上主義ではなく、お客様が喜ぶ商品作り、ファン層をたくさん作る商品作りが重要で、その延長線上に利益がついてきます。
古くからある商品でも、お客様から根強い支持があるなら、廃棄処分せずに、商品のラインアップに加えておくべきです。
お客様が何を望んでいるか真摯に耳を傾け、それに合った経営をしていくことが重要と考えます。地道な経営努力が会社の発展繁栄につながっていきます。
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