「マーキュリー通信」no.2445【ベストセラー書台湾人の書いた「日本人は世界から尊敬 され続けるのか」に学ぶ】
著者黃文雄氏は親日派の台湾人です。現在76歳ですので、戦前の台湾の日本統治の古き良き時代を多少肌で感じる世代です。
2011年3月11日の東日本大震災発生時、世界の常識では、略奪をはじめとする大混乱が発生するのですが、平静と秩序を保っていた東北人の態度に世界のメディアは絶大なる拍
手を送りました。
日本人の良識ある行動は、いにしえより備わっていたと著者黃文雄氏は様々な文献を引
用して解説しています。
自由、平和、経済、文化といった現在の日本の美点は、戦後進駐軍によって与えられた
ものではなく、長い歴史の中で天皇制をはじめとする安定した秩序を保ち、明治維新後
は西欧文化を柔軟に取り入れ、融合してきました。
日本文化の中には、新渡戸稲造が提唱した「武士道」が根付いています。
シナ事変で日本と戦った蒋介石も、かつて日本の軍事留学生として学んだ経験から、武
士道の精神に心酔しています。
日本人の生活は、「礼儀廉恥」をベースにしている。そのような教育を受けた結果、富
強国家を作り上げた。
日本軍は、砲煙弾雨の中を国の為、天皇陛下の為に果敢に戦う姿勢ができている。
これに対し、シナ人の国民性は、「貧、愚、私、弱」である指摘している。自分のこと
しか考えないシナ人は都合が悪くなるとすぐに逃げてしまう。そして、浪費、怠惰を改
め、恥を知って国を守ることができなければ、戦う前から勝敗は自ずと決まってしまう
と説いています。
大東亜戦争を、多くの海外識者も、日本の自衛の戦争であり、アジアの同胞を、世界の
歴史史上初めて欧米の植民地主義から解放した戦争であると評価しています。
日本は戦争で負けたけど、アジア解放という大きな精神的遺産を遺したと評価が高いの
です。
そういう評価が高いのに、1995年村山内閣の時に、戦後50年の反省として、「侵略史観
」を発表しました。
歴代の内閣はこれを踏襲し、中国、韓国に逆利用され、国益を大きく損ねています。
著者黃文雄氏は、日本の思想的敗戦と位置づけ、残念がっています。
日本は「侵略史観」の自縛から早く解放されることが日本の国益と発展のために重要と
力説しています。
◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆
私自身、「侵略史観」は間違いであることを書いた同様の書籍を数十冊読んできました
が、ちょっと勉強すればわかることなのに、なぜ左翼主義者は自国の国益に反すること
を敢えて主張し続けるのでしょうか。
来年は、戦後70周年の年に当たります。
安倍政権は、是非この間違った「侵略史観」の修正を行い、正しい歴史認識を国民に浸
透させるべきと考えます。
当然中国韓国の反発が予想されますが、現時点では中国は、日本を侵略するだけの力が
ないので、今が最大の好機と考えます。
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