「マーキュリー通信」no.2459【ワンポイントアップのコミュニケーション力-120「多 角度思考の勧め」】
子供の頃は周りの人の言うことが素直に聞けたことを、人間は歳をとるにつれ、相手の
立場で物事を考えることが難しくなってきます。
そして、いろいろなコミュニケーショントラブルが起こってきます。
私自身過去に様々な経験をしてきたおかげで、いろいろな人の立場で物事を考える習慣
がついています。
三井物産入社時は、経理に配属されました。経理的思考の時は、瞬間的に会計の仕訳が
頭に浮かんできます。
その後、鉄鋼の国内営業に異動しました。鉄の国内営業は、狭くて深い人間関係を要求
されます。そこで浪花節的な営業も経験したので、ウェットな泥臭い営業思考も身につ
けました。
海外はカナダに駐在していたので、カナダ人の公私ともに大事にする考え方、今風にい
えばワークライフバランスを大事にする考え方も学びました。
カナダから帰国後は、情報産業の営業も経験しました。ここでは情報の感度を豊かにし
、想像の翼を広げていました。
その後、テレマーケティングの新会社㈱もしもしホットラインの創業を通じて、創業に
関する思考方法、アプローチ方法も経験しました。
又、役員も経験したので、経営者の立場で物事をとらえる習慣も身につけました。
三井物産という大企業に25年間在籍ていたので、大企業思考、そして退職してからは中
小・ベンチャー企業思考を身につけました。
年間を通じ様々な人と会い、多種多様多岐に亘るビジネスと出会います。私の役割も顧
問、経営参謀役、販路開拓、塾の講師、異業種交流会主催等いろいろと変わります。
その度毎に、自分の役割を認識し、それに従ったコミュニケーションをとるように頭を
峻時に切り換えています。時には複数の思考方法も交えます。
こうして様々な思考方法を身につけましたが、共通している点はWin-Winの関係を絶えず
考えてきたことです。
Win-Winの考え方を身につけていると、たとえ自分の経験のない仕事でも、お互いに信頼
関係ができ、仕事は良い方向へと流れていきます。
仕事で行き詰まっているとき、一度自分の考え方がWin-Winになっているかどうかを相手
の立場も考慮に入れながら考えて見ると良いです。
◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆
左翼マスコミの影響を受けたせいか、集団的自衛権に反対している日本人が半数以上い
ます。
中国は四六時中日本侵略の手を緩めていません。従って、集団的自衛権の成立は喫緊の
課題なのに、それが理解できていないようです。
一方、反原発運動も盛んです。原発が全て止まってしまった現在、このままでいくと電
力料金は2倍に跳ね上がっていきます。
そうなると国民の生活を圧迫し、日本経済は再び不況に突入していきます。
多角度思考で考えると、このような事は容易に理解できるのですが・・・
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