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2014年10月14日 (火)

「マーキュリー通信」no.2507【ワンポイントアップの人間力-58「同じ川の水を飲んで 、牛はミルクを作り、蛇は毒を作る」】 これまで多数の中小・ベンチャー企業の経営コンサルタントを受け持ってきました。 私自身多少経営者に耳の痛いことでも、その経営者の為に必要と思ったら経営参謀役と して敢えて苦言を呈することもあります。 これは過去に顧問としてアドバイスしても耳を傾けない経営者が多く、結果として倒産 した企業も結構あったからです。倒産してから、よく「菅谷さんのおっしゃるとおりで した」と言う経

これまで多数の中小・ベンチャー企業の経営コンサルタントを受け持ってきました。
私自身多少経営者に耳の痛いことでも、その経営者の為に必要と思ったら経営参謀役と

して敢えて苦言を呈することもあります。

これは過去に顧問としてアドバイスしても耳を傾けない経営者が多く、結果として倒産

した企業も結構あったからです。倒産してから、よく「菅谷さんのおっしゃるとおりで

した」と言う経営者がいます。人間なら死んでからやって私のアドバイスに気づいたと

言うことになります。

そこで、最近では顧問という立場から一歩踏み込んで経営参謀役として経営者に助言し

ています。私の助言が会社の存亡や重大な影響を与える場合には声を大にしてアドバイ

スします。それでも聴く耳を持たない場合、敢えて身をひくこともあります。

A社の社長とB社の社長は、1年間経営参謀役として仕えてきましたが、反応は全く逆でし

た。

A社の社長とは信頼関係が構築でき、一心同体の関係となりました。

一方、B社の社長からは私に対する不満の方が大きく、馬の耳に念仏とのことでした。

両社の社長の差は、一言で言えば理解力の差と言えますが、もう1つA社の社長は、私の

アドバイスに素直に耳を傾け、分からないことは質問してきました。そして、私に対す

る感謝の思いが伝わってきます。そして、過去1年でA社の社長の人間力はかなり上がっ

ています。

一方、B社の社長は分からないことを質問せず、「分からない」に止め、それがストレス

となり、私に対する不満が募っていったようです。

私はその経営者の力量、理解力に合わせながらアドバイスしているのですが、それでも

経営のイロハすら分からない経営者が時々います。

これは人間力の差と言えますが、そのような場合、これ以上経営参謀役を続けても無理

と判断し、自ら身を引きます。

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