「マーキュリー通信」no.2509【ワンポイントアップのコミュニケーション力-121「相手 の反応を見ながら対話を進めていく」】
私の顧問先の社長が取引先代表との関係が険悪となり、全く連絡が取れない状態となり
ました。
唯一コンタクトとれる手段として、本日セミナーを開催予定なので、セミナーの開催前
に会おうということになりました。
最悪面談を拒否される覚悟で臨みました。私はE社長と事前打ち合わせをしました。そし
て、約束事を1つしました。
取引先代表との話し合いの際に、一切E社長には口を挟まないようお願いしました。E社
長は、自分の言いたいことを一方的にしゃべりまくり人の話を一切聴かないタイプだか
らです。
もし、途中で口を挟んだら、本件手を引く旨釘を刺しておきました。
さて、セミナー会場に乗り込むと、取引先代表2名がいました。彼らは不意を突かれた感
じで一瞬戸惑いを見せました。
私は名刺交換をして、「本日はセミナー前の多忙な時で時間もないので、ペンディング
事項に関する打ち合わせ日程だけを決めさせて欲しい」と直ちに切り出しました。
そして、用意していた資料を基に、要旨だけを簡単に説明しました。
取引先の両代表は、私の低姿勢に心を開き、「こちらからも言いたいことが山ほどある
ので聴いてくれるか」との反応に、「私は基本的にはWin-Winの関係をいつも考えていま
す。E社長の話はいつも聴いているので、そちらの話を今度はじっくりと聴きましょう。
」と返答すると、先方は「それでは是非お会いしましょう」と次の面談日の快諾頂きま
した。
セミナー会場に乗り込む前は、もし、アポが取れなかったら、セミナー会場に居座ろう
かとも事前に打ち合わせしていましたが、その必要はなくなったので、直ちに立ち去り
ました。
その間、わずか10分間の出来事でした。先方から見ると、嵐のように突然現れ、嵐のよ
うに突然去って行った感じで、あっけにとられた感じでした。
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