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2014年10月22日 (水)

「マーキュリー通信」no.2511【ワンポイントアップの経営術-106「経営者としての自分 の能力に気づくことも重要」】

これまで100社以上の中小・ベンチャー企業の経営者と様々な形で関わってきました。中

小・ベンチャー企業の場合、会社が大きくなるかどうかは社長の器次第です。

中には、経営者に向かない経営者もいます。

人に関心のない経営者、自己中心の経営者は、会社は大きく伸びていきません。

会社の成長と共に社長の仕事は忙しくなっていきます。ネコの手も借りたくなるほど忙

しくなり、人を雇っても大丈夫なほど収益力がついて来たとき、自分の代わりをやって

くれる人を採用します。

その時に大事なこととして、自分と同じ力量を期待しないことです。中小企業には社長

が期待するほど良い人材は来ません。

従って、社員に振ってもよい仕事に絞って任せ、後は社員の成長を待ちます。そして、

社長の期待値と比べどの程度貢献してくれたか、その貢献度合いに応じ、待遇を良くし

ていけば良いのです。

これが分からず社員に全てを期待する社長は、社員の反発を招き、やがて社員は離職し

ていきます。

それと大事なことはある程度財務能力を持つことです。マーケティングの第一人者フィ

リップ・コトラーは、財務的センスのない経営者は失格と明確に伸びています。

過去の顧問先でも、損益分岐点すら分からない経営者がいました。私がいくら優しくか

み砕いて説明しても馬の耳に念仏でした。

自分が分からなければ積極的に勉強すれば良いわけですが、経営者としての勉強をおざ

なりにする経営者は多数います。

そういう人は、やはり経営者としては不向きと言えます。

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