「マーキュリー通信」no.2516【ワンポイントアップの経営術-107「大企業出身の中小・ ベンチャー企業経営者が気をつけること」】
大企業出身の経営者の場合、当然思考と行動パターンが大企業在籍時代となります。こ
れをいち早く切り替えることができるかが成功の秘訣と言えます。
まず最初にどうしても上から目線での対応になりがちです。本人はそのつもりでもなく
、相手がどう受け止めたかです。相手がどう感じたか、その辺の空気を読むことも大切
です。
これまでは取引先も大企業の看板に頭を下げていたことに早く気がつくべきです。従っ
て、大企業の看板がなくなった時点で、早く頭を切り換えるかがポイントです。これは
なかなか一朝一夕にはできません。
但し、大企業のトップまで上り詰め、退職後も取引先も含め古巣の大企業に影響が及ぶ
なら、その影響が及ぶ間は取引先はついてきます。
次に、中小・ベンチャー企業には良い人材は来ません。福利厚生も含めた待遇面で元い
た大企業と比べ遙かに劣るからです。
従って、会社の収益力がつくまでは社長兼小遣いのつもりで馬車馬のごとく働くことが
必要となります。会社が儲かるようになってから、自分でなくてもできる部分を任せる
ことから始めたら良いと思います。
その他多々ありますが、本日は2点に止めておきます。
◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆
以前、大手都市銀行を退職して起業した人がいました。その社長は、大企業並みの事務
所と立派なデスクと応接セットをそろえました。
しかし、注文がとれないまま直に事務所を閉める羽目となりました。
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