「マーキュリー通信」no.2518【人生に勝利する方程式-109「幸之助語録『商売道は宗教 に通ず」】
松下幸之助翁は私が一番尊敬する経営者です。
「道を開く」(PHP出版870円+消費税)は私の座右の銘の1つです。
幸之助翁は、宗教心の篤い方で、商売も宗教の考え方を基本としていました。
宗教の基本は、人を幸福にすること、だから浄財としてお布施が集まっていく。
商売もこれと同様に、人々の暮らしを高め、日々豊かに便利にする為に、人々が求めて
いる物を、精一杯のサービスを込めて提供していくものと考えています。
こういう考え方に基づき商売をやれば、商売の尊さが出てきます。
戦後の日本にも米国型資本主義が浸透し、儲けることが会社の目的化し、拝金主義とか
いわれるようになり様々な問題が起きています。
私は、今一度幸之助翁が掲げた宗教の考え方を基本とするビジネスをしていけば、売り
手も買い手も幸福になり、皆がWin-Winの関係になっていくと思います。
その時には、現代の資本主義の矛盾、問題点はなくなっていくのではないかと思います
。
◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆
松下からパナソニックに社名を変えましたが、幸之助翁の掲げたこの精神が失せてしま
うのではないかと危惧しています。
パナソニックは、一時会社の存亡危機があり、最近は業績の回復の兆しが出ていますが
、長期的には社名変更の負の影響がじわりじわりと松下の文化に影響していくのではな
いかと心配しています。
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