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2014年12月24日 (水)

「マーキュリー通信」no.2554【「熟断思考」の薦め】

ビジネスの世界では絶えず即断即決が求められます。

但し、即断即決では大きな判断ミスをする恐れのある重要事項に関してはこれまでロジ

カルシンキング等の手法を用いてきました。日本企業では、稟議書がその役割を果たし

てきました。

「熟断思考」(クロスメディアパブリッシング刊)の著書、籠屋(こもりや)邦夫氏は

、東大卒業後、スタンフォード大学で学び、その後、ロジカルシンキングで有名なマッ

キンゼー大前研一氏の指導も受けました。

その経験から出てきたのが「熟断思考」です。

「熟断思考」が必要となる前提として、
1.不確実性のもとで
2.複数の選択枝があり、
3.どのような価値判断基準に基づいて決めるかで結論が大きく異なり、
4.下した結論次第で、自分や会社の今後の状況やあり方に、極めて大きな影響が出る

そのような重要事項で、
個人で言えば、進学、就職、結婚、転職等がこれに当たり、
企業で言えば、事業環境の変化による事業戦略の転換、新規事業への取組、研究開発テ

ーマの技術・事業戦略立案等がこれに当たります。

「熟断思考」には6つのステップがあります。

1.悩みや課題のリストアップ
2.取り組む課題のフレームの設定。即ち、選択肢、自分にはコントロールできない要

因、選択肢を選ぶ際の基準
3.選択肢を精査し、列挙する。各選択肢において、具体的にどのようなアクションを

とるかを考える。
4.選択肢を選択した場合、自分ではコントロールできない要因によって起こりうるシ

ナリオを「大成功」「中成功」「不成功」に分け、そのシナリオが実現する確率を考え

る。
5.価値判断尺度を明確にする。
即ち、事業の場合、売上高、利益、社会貢献、ミッション等どれが重要価値なのかを明

確にする。
6.意思決定

1~5を基に、「デシジョン・ツリー」を作って、各選択肢の期待値を算出し、それを

基に意思決定を行う。

私自身の人生の重要な決断としては、三井物産㈱退職でした。

その際、一番重視したのは価値観です。私の人生を振り返り、若い頃からミッションを

掲げて生きてきたので、ミッションを最重要視しました。

そのミッションを実行する場合、組織の縛りがないことが重要であり、組織からの自由

を求めていました。
現在のミッションは、中小・ベンチャー企業を成功させ、日本を元気にさせることです

三井物産㈱を退職当時、熟断思考という考えは特に採用しませんでした。しかし、概ね

そのような思考方法で三井物産㈱退職を検討していました。

あれから17年半が経過し、組織からの自由を得て、ミッションの下、自分の経験を活か

しながら社会の役に立っていることに喜びを感じています。

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