「マーキュリー通信」no.2586【ワンポイントアップの人間力-63「激誠の人、吉田松陰 に学ぶ」】
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」は吉田松陰の妹杉文をヒロインに扱ったドラマですが、なかな
か見所があります。
前半のクライマックスは松陰が弟子の金子と一緒に黒船に乗り込むシーンでしょう。
当時の日本では、松陰のとった行為は国禁であり、死罪も免れません。
それを覚悟しながらとった松陰の行動は、日本が置かれている現実を世に知らしめたかった、その思い1つです。
松陰の言動は陽明学で説かれている知行合一が基になっています。
誠とは、「言ったことを成す」、言行一致です。しかもそこには私心を忘れ、国の為と
いう思いがものすごい強い人です。だから激誠の人と言われるゆえんです。
現代の日本も幕末と同様の状況になりつつあります。
即ち、中国の侵略の脅威が日に日に増しています。サイバー攻撃やスパイ活動を含めた
情報戦ではかなり日本社会に深く浸透しています。
そういう危機が迫っているにも関わらず、国防意識が余り高まりません。
1月にイスラム国のテロ行為で、日本人は海外で活動するリスクを少し認識し始めたよう
です。
しかし、沖縄では、辺野古移転反対運動を展開し、中国の侵略を容易にしようとする利
敵行為が激しく行われています。
もし、彼らが真に日本国のことを思っての活動なら、知が欠如した激誠の人と言えるで
しょう。
松陰の一生は29年という短期間でしたが、後生に残るような偉大な人生だったと思います。人の偉さ、人間力は、人生を生きた長さではなく、いかに世の為人のため貢献したか、それも後生に残るような偉業を成し遂げたかで判断されると思います。
松陰の激誠の人の生き様の爪の垢を煎じて飲みながら、私も激誠の人生を送っていきたいと思います。
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