【奇人変人の異見-249 「賢者は歴史に学び、愚者は自分の経験で考える」】
今年は戦後70年に当たるので、安倍首相が安倍談話をどのように発表するのかいろいろ
と苦労しているようです。
安倍談話を出す際に考慮すべき事は、まずは歴史を世界史の視点と自国の視点の両方で
見てみることが必要と思います。
19世紀後半、欧米列強の植民地主義を基にしたアジア・アフリカ、中南米の侵略が加速
化していきます。
これに気づいた幕末の志士勝海舟、坂本龍馬他が日本を欧米の侵略から守る為に国防の
重要性を説きました。
そして、明治維新で殖産興業と富国強兵策の2つのスローガンを掲げ、短期間で近代国
家の仲間入りをしました。
そして、日清日露の両戦争で日本は勝ち、欧米を驚かせました。同時に、日本脅威論が
台頭してきました。このあたりから白人優位主義を掲げる欧米に取り、日本は邪魔な存
在となって来ました。
一方で、欧米の植民地主義と圧政、収奪に苦しむアジア・アフリカ諸国は非白人人種の
日本が白人の強国ロシアに勝利したことで、彼らに勇気を与え、欧米の植民地から独立
する希望を与えました。
日本脅威論の台頭と共に、米国フランクリン・ルーズベルト大統領を中心として、日本
封じ込め政策を展開しました。有名なABCD(アメリカ、英国、中国、オランダ)包
囲網を敷き、日本の資源調達を断ち始めます。
とどめはアメリカの石油の禁輸です。この解決策として、日本はアジアに活路を求めま
す。
米国は、最後通牒としてハルノートを突きつけ、日本が戦争をせざるを得ない状況に追
い込んでいきました。
これまで戦争慎重論だった政府首脳も開戦せざるを得ない状況へと追い込まれました。
真珠湾攻撃の奇襲は戦争のルールに則って、開戦通告をしました。但し、当日出先の外
交官の不手際で米国に届かなかったと言う不手際はありましたが、日本が戦争犯罪を犯
したという意図はありませんでした。
上記のような流れを理解すると、侵略戦争を起こした日本悪者論の村山談話は歴史認識
が間違っています。
ましてや河野談話の「従軍慰安婦問題」など全くの事実無根で論外です。当時の高級娼
婦が、政府から金をもらって従軍慰安婦と称して、中韓両国に加勢しているに過ぎませ
ん。
又、南京大虐殺30万人説なども全くの事実無根です。もし事実なら被害者の名簿が出て
くるはずですが、一人も出てきません。
先の大東亜戦争(太平洋戦争は米国側の呼称)では、日本軍は、日本を守る為の必死の
戦いでした。
例えば南海のパラオ諸島のペリリュー島では、中川州男大佐が中心なり、米国に徹底抗
戦しました。米国は僅か1日で日本軍を壊滅できると思っていたのが、3ヶ月もかかり、
米国兵も多数の犠牲者も出したために米国軍を震撼させました。
この日本軍の勇猛果敢の戦いが米国本土上陸を阻止したとも言われています。
日本軍は、300万人の尊い命が失われましたが、そのおかげで現在の日本が諸外国の植民
地とならずに、現在の平和を謳歌しているとも言えます。
その感謝のために、日本国民は安倍首相を始めとして、全日本国民が靖国神社に参拝す
ることが国民の義務であることをもう一度考え直したらいかがでしょうか。
日本軍悪玉論の根拠は、米国の東京大空襲、原爆投下等の戦争犯罪をカムフラージュす
ることが明白です。それを具現化したのが、東京裁判です。戦勝国側の論理で敗戦国の
犯罪と一方的に断罪した国際法上も無効の裁判です。
米国は戦後左翼の反日政治家をうまくコントロールして、村山談話、河野談話等を発表
させることに成功してきました。
しかし、戦後70年も経ったのですから、今こそ正しい歴史認識に立った日本独自の歴論
を主張すべき時期と考えます。
但し、そこを余り強調しすぎると米国の戦争犯罪を表面化させる事になるので、そこは
外交手腕を発揮し、米国にうまく根回ししていくことが肝要と思います。
尚、現在の共産党中国は、1949年9月にできた国であり、日本軍と戦争してません。又、
朝鮮半島も日本の植民地でした。
当時の日本は、朝鮮のインフラ整備に莫大な投資をしたおかげで、今日の韓国の経済成
長の基礎となっています。中国も同様です。
戦前の日本の政策は、欧米の収奪型植民地主義と異なり、インフラ整備と教育を中心と
したものでした。それが今日のアジアの発展に貢献しています。
日本は戦争に負けましたが、日本軍の勇猛果敢の戦いはアジア各国に勇気と希望を与え
、戦後次々と独立していきました。その陰に、インフラ整備と教育がありました。
だから現在のアジア諸国は皆親日国家です。本来中韓も親日国家なのですが、反日を掲
げることで、国内の悪政の国民の不満を日本に振り向けています。
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