「マーキュリー通信」no.2627【カナダ政府から予期せぬプレゼント】
カナダ政府から92千円の小切手が送られてきました。
私は1980年~1984年の3年半カナダに駐在していました。その時に納めた年金保険料が65歳になった現在受給開始となりました。
92千円の年金(但し、銀行手数料4500円が差し引かれ手取りは87千円)は1年分ですが
、それでも時空を超えた予期せぬ年金をいただけることは嬉しいです。
カナダでは、私のような外国人に対しても、社会保険番号が付されており、これで個人
の所得、財産を管理していました。
しかし、国民に対し公平で、年末に確定申告の際、受取利息の申告に加え、医療費も申
告すると、税金が還付されることになっているので、国民生活に浸透しており、社会保
険番号制度は概ね使い勝手の良い制度でした。
日本もマイナンバー制度が来年1月から発足しますが、政府は国民の全財産を把握し、脱
税を把握するという視点だけでなく、国民にメリットを還元する制度にしていけば、国
民から受け入れられると思います。
現在の所得税還付や年金の支払い開始、その他国民、自治体住民としてのメリット還元
は、本人が申告しない限り、受けられません。
マイナンバー制度開始後は、カナダ政府のように、国民の受けるべきメリットを事前に
通知することと、煩瑣な役所との対応事務を簡素化することで、マイナンバー制度も国
民に受け入れられることになると思います。
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