「マーキュリー通信」no.2632【天皇皇后両陛下のパラオ共和国、ペリリュー島ご訪問を 機に、歴史の重要性を学ぶ】
天皇皇后両陛下が4月8~9日の2日間南海の楽園パラオ共和国、ペリリュー島を英霊の慰
霊をされるためにご訪問されました。
ペリリュー島では1万人の日本人戦士が戦死しましたが、奇跡的に生き残った30数名の戦
士の一部の方が高齢を押して、パラオ共和国で天皇皇后両陛下とお会いしましたが、そ
のシーンは感激的で、思わずじーんときました。
これまでペリリュー島のことを全く知りませんでしたが、今回の天皇皇后両陛下のご訪
問で改めて同島の歴史的重要性を学びました。
パラオ共和国は、第1次世界大戦でドイツが敗北し、その後日本の信託統治領となりまし
た。
日本の植民地政策の基本は、アジア諸国民の共存共栄を謳った大東亜共栄圏の理念の基
、道路や鉄道、港湾等のインフラ整備と教育でしたが、パラオ共和国でも同様のことを
行いました。その為、パラオの人たちも他のアジア人同様極めて親日です。
大東亜共栄圏の理念の基、アジア諸国は中韓以外は皆親日国家です。中韓にも同様の政
策を実行しましたが、彼らは日本軍の恩を忘れ、自らの悪政に対する国民の不満をそら
すために、反日政策を実行しています。
さて、欧米諸国のアジアの植民地政策は1940年代に最終段階に入りました。欧米諸国の
植民地政策の基本は資源の収奪と奴隷化です。
大半のアジア諸国は欧州列強の植民地となり、南北戦争で出遅れた米国には焦りがあり
ました。米国が植民地として支配した地域は僅かフィリピンだけでした。
当時、米国にとっては日清日露戦争で勝利したアジアの新興国日本に少なからぬ脅威を
覚え、目の上のたんこぶ状態となってきました。
米国の植民地政策は、フィリピンから北上し、台湾、日本そして、中国、朝鮮を支配す
ることでした。
その為、当時のフランクリン・ルーズベルト大統領は、有名なABCD包囲網を敷き、日本
向けの石油を始めとした資源を断つ戦略を実行しました。
資源を断たれた日本は一千万人の失業者が出ることになり、日本は自己防衛のために米
国との戦争を余儀なくされました。
1945年4月のペリリュー島の戦いでは、米軍48千人に対し、日本軍は僅か11千人でした。
武器の能力の差も歴然としていました。
米軍は圧倒的な戦力差の為、ペリリュー島の戦いでは、僅か2~3日で勝負がつくと思っ
ていました。
しかし、それが70日以上もかかり、米軍側の死傷者は1万人にも上り、日本軍のすごさに
戦慄を覚えました。精神的におかしくなった米兵も多数出たそうです。
当時ペリリュー島の指揮官は中川大佐でしたが、これまでの玉砕戦法から方針を変え、
できるだけ生きながらえ一人でも多くの米兵を殺すことが目的でした。
中川大佐は、そうすることで米軍の士気を落とし、本土上陸を阻止しようと思いました
。この作戦が功を奏し、米軍は日本上陸を思いとどまったと言われています。
ペリリュー島で1万人の日本兵士に対し、1万人の米兵が死傷したので、もし、米軍が日
本の本土に上陸をした場合、当時の日本兵100万人に対し100万人の米兵が犠牲となるこ
とを恐れたとの計算が働いたとも言われています。
現代の日本人は、ペリリュー島の戦いを知りません。しかし、今回の天皇皇后両陛下の
パラオご訪問を機に、当時の戦士が日本国民を守ろうと壮絶な戦いをしてくれたのだと
感謝の思いを向けることができました。そしてそれが戦死者に対する最大の慰霊となる
ことが分かりました。
今年70周年を迎える8月15日の終戦記念日には、天皇を始め安倍首相、そして日本国民全
員が靖国神社で英霊に対する感謝の思いを捧げることが、先祖の偉業に報いることだと
思います。
一方、21世紀型新植民地主義として中国が現在同様のことを実行しています。中国の
国家戦略では、2050年には日本は中国の植民地となっています。米国の国力が長期的に
低下していく中で、ハワイ以西は中国の支配下とする戦略です。
内陸部では、既にウィグル、内モンゴル、チベット、そして満州を侵略しました。
次に海洋戦略として、フィリピンの南沙諸島の軍事侵攻、そして台湾、沖縄の侵略です
。沖縄に関しては、沖縄翁長県知事を使って、日米の亀裂を画策しています。万一、沖
縄から米軍が去ったら、沖縄は直ちに中国の植民地となります。これはフィリピンの南
沙諸島で証明されています。
現在話題となっているアジアインフラ開発銀行AIIBも国家戦略の1つです。経済面でもア
ジアを支配下に置く戦略です。
現在中国は、南京大虐殺30万人説を世界遺産登録としてユネスコに申請中です。もちろ
ん南京大虐殺30万人説は全くのでたらめですが、中国は、日本をヒトラーのユダヤ人大
虐殺行為と同じく、戦前の日本を極悪非道国家として世界的に認知させることが目的で
す。これにより毛沢東時代に数千万人の国民を餓死させたことや、天安門事件で数万人
の若者を虐殺したことをカムフラージュしたい訳です。
米国も、本件に関しては中国と利害が一致しています。東京大空襲と原爆投下の国際戦
争犯罪をカムフラージュしたいと思っています。従軍慰安婦問題も全くのでたらめです
が、こちらも中韓と利害が一致しています。
今回、天皇皇后両陛下は、パラオの慰霊碑で、日本軍戦士だけでなく、米軍戦士の冥福
も祈っておられました。天皇皇后両陛下のお祈りする姿を拝見して、心打たれるモノが
ありました。
これが日本的精神です。旧日本軍の精神もこれで貫かれており、南京大虐殺や従軍慰安
婦問題などあり得ないのです。
世界は事実でなく国益で動いています。中国は自らの国益のためには、ウソも平気でつ
きます。韓国も同様です。
今こそ日本も過去の間違った自虐史観に縛られず、日本はすばらしい先祖をもつことに
誇りを持ち、国益を重視した外交と世論を形成していく時期であることを実感しました
。
天皇皇后両陛下のパラオご訪問はその機会を与えていただきました。
◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆
中国観光客の爆買いが神風特需のように扱われています。これも、日本の産業界を味方
につけようとする中国の国家戦略の1つと考えた方が良さそうです。
中韓との関係は、政治的に冷え切っています。ここまで露骨に反日政策をとられれば、
気持ちが離れていくのは当然です。
最近は、made in China, made in Koreaと書いてある商品はできるだけ避けるような気
持ちになっています。
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