「マーキュリー通信」no.2638【人生100年時代をぴんぴんころりで楽しく生きる法-67「 高齢者の定義65歳は平均寿命65歳の時代」】
国の高齢者の定義は65歳が前期高齢者、75歳から後期高齢者となっています。しかし、
それに違和感を覚える高齢者も多数いると思います。
実は高齢者を65歳としたのは、平均寿命65歳の時代でした。
私の子供の頃、村の船頭さんという歌では「村の渡しの船頭さんは、今年60のおじいさ
ん」という歌詞でした。
私の祖父は65歳で亡くなりましたが、つるっぱげで本当に「おじいさん」という印象で
した。現在私は65歳ですが、とても同じ年と思えません。
国の施策はいつも後手後手です。
現在の平均寿命は男性で80歳、女性87歳です。但し、これは生まれたばかりの赤ちゃん
の平均寿命です。
一方で平均余命があります。これは現在のあなたが後何年生きるかという予想データで
す。
例えば現在65歳の男性は後19年、女性は24年生きるということです(平成22年のデータ
)。つまり、65歳の男性は平均84歳、女性は89歳まで生きるということです。
このデータを見て、納得する読者も多いと思います。私の父は現在91歳、義母は88歳で
す。
これはあくまで平均余命ですから、人生100年時代に向けて高齢者時代が進展しているこ
とを実感している人は多いと思います。
現在の平均寿命を基に高齢者を定義するなら男性80歳、女性87歳です。
政府もこの実態を踏まえながら諸施策を実行していかなければいけませんが、社会保障
政策の充実という政治的思惑があるので、そこまでドラスチックに政策誘導はできませ
ん。
但し、年金財政、健康保険財政、介護保険財政はパンクしているので、その負担が今後
高齢者にも重くのしかかってきます。
そういうことを見通した上で、人生100年時代のにらんだ人生計画を立てていくことに気
づくと思います。
年金面では逃げ切りセーフと思われる団塊の世代も、財政破綻から実質年金支給額が減
っていくことを認識する必要があります。
その為の経済的蓄えが必要となります。その最大の防御は生涯現役のつもり働くことだ
と思います。高齢者はその人の経済力に応じた働き方をしていけば良いと思います。
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