「マーキュリー通信」no.2575【ワンポイントアップの経営術-121「中小・ベンチャー企 業でもガバナンスの重要性に気づくことが転ばぬ先の杖」】
会社の成長と共に、一人の経営者の能力では賄いきれない領域が増えてきます。特に今
日のようにグローバル化時代、ガバナンスとコンプライアンスが厳しく問われる時代に
おいて、経営者一人が突っ走ってしまうと後で思わぬ落とし穴にはまることがあります
。
特に上場を目指す企業において、いざ上場が視野に入ってきた段階でガバナンスやコン
プライアンス重視の経営に移行しようとしても手遅れになる可能性となります。
経営とは、継続性が重視され、それまでに積み重ねてきた会社の経営体質を引きずって
いるので、その時点で修正を加えようとしてもなかなかうまくいきません。
従って、会社を成長軌道に乗せたいなら、経営者は、自分とは異なった能力を持った役
員を登用し、彼らの意見に耳を傾けることが肝要です。
自分の意見に素直に従う役員で固めていった場合、会社の規模はその経営者の器の範囲
内に収まり、必ずその弊害が後でつけになって回ってきます。
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