「マーキュリー通信」no.2652【ワンポイントアップの経営術-123「謙虚さと努力する姿 勢が社員の牽引力」】
会社を起業したての頃はどの経営者も必死になって経営が軌道に乗るように全力投球し
ます。
経営がある程度軌道に乗ってくるとき、慢心に陥る経営者も出てきます。会社が軌道に
乗ってきたのは、周りの多くの人の協力、支援のお陰だったはずなのですが、そのこと
を忘れてしまい、自分の力が全てと思い始めます。自分一人の力で会社が回っていると
勘違いし始めます。
そうなるとこれまで支援していた周りの人の気持ちが離れ始めます。
会社はある程度成長軌道に乗るかも知れません。
しかし、会社の成長はその経営者の器に収まってきます。周りの人の意見を聴かなくな
る一方でイエスマンが増えていきます。
その後、経営者の弱みの部分が現れてきます。例えば営業が得意な経営者の場合、守り
の部分の弱みが出てきます。ガバナンスやコンプライアンスといった部分で問題点がわ
き出してきて、足元をすくわれます。
そして、会社経営は失速し、最悪破綻に追い込まれることも出てきます。
会社経営は一人でやっているのではない。努力するのは当たり前です。「謙虚さ」が協
力者の気持ちを引きつけ、社員がついてくる力の源泉となります。
経営者が慢心になった時点で、転落の始まりとなります。
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