「マーキュリー通信」no.2654【ワンポイントアップの経営術-124「いつの間にか消えて いった代書屋ビジネス」】
昨日運転免許証更新のため、東京都庁の運転免許証センターを訪ねました。
受付から最後の講習30分も含め1時間半で更新が終了しました。講習受講後は、免許証も
その場で受け取りました。
ITが免許証更新センターにも導入され、お役所の仕事もだいぶ効率化されたようです。
その時、運転免許証更新の際に、あの賑やかな代書屋がいないことに気づきました。
代書屋ビジネスはITの発達と共に、存在意義を無くしたようです。
代書屋ビジネスは、他の企業の経営にも参考になります。
1つは、自社の事業で今後衰退を予想されるビジネスがないかどうかの仕分けです。
その為の新たな事業を探し、次の会社の収益の柱に育てていくことが経営者の重要な仕
事となります。
2つ目は、自社の事業が特定の1社に集中しすぎていないかどうかです。
代書屋ビジネスの場合、運転免許証センターの近くに立地し、全依存でした。運転免許
証センターは無くなっていないけれど、クライアントの合理化等で自社のビジネスを必
要としなくなるケースです。
従って、自社の事業が特定の1社に偏っている場合、それ以外のクライアントを探し、次
の収益の柱に育てていくことが経営者に求められます。
特定の1社に集中しすぎる弊害として、従業員に緊張感がなくなり、向上意欲を失って
いくことです。そして、ぬるま湯モードに陥っていきます。
社内の空気を変えるためにも、新規顧客の開拓は重要となって来ます。
◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆
待ち時間に、現在話題となっている大阪都構想にふと思いが行きました。
東京都の場合、寧ろ区を廃止して、もっと独立性、独自性を発揮すべきだとの意見もか
なりあります。
もし、区から市に変更するなら、私の住む豊島区は豊島市でなく、池袋市にしてほしい
と思います。池袋の地名は全国版ですが、豊島区の知名度は低いです。新宿区、渋谷区
があってなぜ池袋区がないのか不思議に思っています。
私の感覚では、大阪都構想は時代逆行のような印象を受けます。何よりも、大阪府から
大阪都に変更する際、膨大な経費がかかることを肝に命じて欲しいと思います。
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