「マーキュリー通信」no.2772【奇人変人の異見-261「第2次安倍政権に期待すること」 】
安倍首相が「アベノミクスの新3本の矢」を米議会でも英語で演説しました。今後も株価
が上昇するので、今でも日本株は買いだと力説しました。
しかし私を始め、ビジネスパーソンが役所と接する時、巨大な岸壁、岩盤を感じていま
す。役所の本質は規制を強化して、自らの権限を強化することです。その1つが来年1月
から開始するマイナンバー制度です。
従って、全部の岩盤を粉砕することは不可能に近いので、今年農協改革を行ったように
、医療改革、役人の天下り改革に絞り、改革を行ったほうがインパクトが大きいと思い
ます。
さて、私は第2次安倍政権に下記2点を期待したいと思います。
第1に対ロシア政策です。
現在、米中関係は余り良い関係とは言えません。
しかし、今後米国の軍事力、経済力が弱体化している中で、いつまでも日米安保条約だ
けに頼るわけにはいきません。
日増しに脅威となりつつある中国の軍事力に対抗するために、日米の集団的自衛権だけ
でなく、極東から東南アジアにおける集団安全保証体制の確立が急務と言えます。
その為に、シベリアの経済協力との引き換えに北方領土問題の解決を一気に進めること
が経済面と国防面の一挙両得です。
親日派のプーチン大統領と安倍首相の在任期間中に是非実現して欲しいと思います。
これが実現すれば、株価は一気に2万円を突破し、2万5千円超えも現実的となります。
その結果、安倍内閣の人気はリバウンドし、長年の悲願である憲法改正への道筋が見え
てきます。憲法改正は、安倍首相の置き土産として、日本の長期的繁栄の為に、是非実
現して欲しいと思います。
2番目は教育改革です。
終戦直後、米国は日本の軍事力の否定、財閥の解体、そして戦前の精神構造を否定する
ことで、軍事面、経済面、そして精神面での解体化を促進してきました。
その内、3番目の精神構造だけは否定されたままずっと来たため、日本人の精神的荒廃が
大きな問題となっています。
以前では考えられない凶悪犯罪、拝金主義的経済至上主義、離婚率の急増、堕胎、他人
への無関心、他人を思いやる心、日教組による教育荒廃等目を覆うものがあります。
今こそ、戦前の精神構造を復活させ、現代的にアレンジすることが急務と言えます。
その為に、自虐史観教育を止め、正しい歴史観に基づいた健全な教育に切り替えていく
べきと考えます。
その他第2次安倍政権に言いたいことはたくさんありますが、マスコミ等で余り話題と
ならない視点で書いてみました。
◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆
今年はオスマン帝国トルコ(その一部は現在のトルコ)の軍艦エルトゥールルが、現在
の和歌山県串本町沖海上で遭難事件に遭ってから125年の年です。この遭難事故で、当時
の地元民が全力投球で救助に当たりました。
これに感謝し、トルコは世界最大の親日国家となっています。
我が国祖先のこのような美談は多数ありますが、それを教科書で採り上げません。
その代わり、戦前日本人は悪いことをしたと色眼鏡で見たいわゆる自虐史観で教育して
います。
一度子どもの教科書を見てください。恐るべき内容が記載されています。
来年から参政権が18歳に引き下げられることになりましたが、このような偏向教育を受
けてきた若者がどのような投票をするのか気がかりです。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
| 固定リンク | 0
« 「マーキュリー通信」no.2770【「創レポート」9月最終号「重大事故を未然に防ぐ「ヒ ヤリ・ハット」】 | トップページ | 「マーキュリー通信」no.2773【ワンポイントアップの人間力-74「未来からの反省」】 »
コメント