「マーキュリー通信」no.2819【人生に勝利する方程式-126「強い人生哲学をベースにし た精神の向上と経済の向上を共に進める」】
私が尊敬し母校一橋大学の創立者でもある渋沢栄一翁は名著「論語とそろばん」の中で
、事業・ビジネスを長期的に成長発展していくためには、倫理的基盤が重要と説いてい
ます。渋沢栄一翁は、それを論語に求めました。
渋沢栄一翁は、「私は、常に、精神の向上と経済力の向上を共に進めることが必要だと
信じている。人はこの点から考えて強い信仰(信条や人生哲学、行動規範)を持たなけ
ればならない。」と力説しています。
渋沢栄一翁は、農家の生まれで、教育を余り満足に受けていなかったが、論語から精神
的基盤の重要性を学びました。
その結果、「1つの信仰を得るにいたり、あの世に還る時、極楽に行くのか、それとも地
獄に墜ちるのかを心配しながら生きることはない」と語っています。
私自身も20年以上前から、私の人生哲学「活私豊幸」=「自分を活かしながら人生の途
上で出会った人々をいかに豊かに幸福にできる人間でありたい」 を基準に日々の活動を
しています。
自分の人生哲学を持つことで、地に足をつけながら生きることができます。そのことに
より人生をさわやかに生きることができます。
その結果、死後は天国というすばらしい世界に還ることがイメージできます。
これが私が考える「人生に勝利する方程式」です。
◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆
論語を書いた孔子が生まれた中国では、孔子の教えと真逆の言動をしています。彼らの基本は無神論ですが、死後は地獄行きの切符を手にしています。
金や地位、女、財産を手に入れても、死後の世界には持って還ることはできません。
地獄では、現世と同じ酒池肉林に溺れる世界を来る日も来る日も味わいます。
又、お互いに殺し、殺される苦しみも毎日味わいます。地獄の世界では、死んでも死に
ませんので、死ぬ苦しみだけを味わされます。
こういう事実を知っているだけでも、この世の世界での生き方が変わってきます。
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