「マーキュリー通信」no.2824【紛争輸出国アメリカの大罪】
本日は、日米開戦の日です。今から74年前の1941年のことでした。
藤井厳喜著「紛争輸出国アメリカの大罪」(祥伝社新書800円+消費税)は、日米開戦日
を考察するには格好の書です。
真珠湾攻撃は日本が奇襲攻撃をしたことになっていますが、その後の研究で当時のフラ
ンクリン・ルーズベルト大統領が仕組んだことが分かってきました。
米国が日本に戦争を仕掛け、敗戦に追い込んだことは、米国の20世紀最大の大罪とい
えます。
共産主義が非合法の米国では、1917年にロシア革命で共産主義国家ソ連が誕生しました
。第2次世界大戦では、ソ連のスターリンと手を組んでしまいました。
フランクリン・ルーズベルト大統領は親社会主義、共産主義の大統領であり、これがソ
連スターリンの思惑を看過できず、共産主義を助長させ、強大国家に成長させてしまい
、米国の首を絞めることになった。
もし、米国がソ連の南下政策を一緒に日本と手を組み、満州で食い止めていたら、朝鮮
戦争やベトナム戦争も起きなかったといえる。これも米国が犯した大罪です。
又、蒋介石の中国国民党を支援し、日本軍を攻撃しました。しかし、その矛先を毛沢東
に向けていたら、現在の中国共産党は誕生していませんでした。
毛沢東はソ連の支援を受け、蒋介石の国民党に勝利し、台湾に追放しました。
1950年に朝鮮戦争が起きましたが、この時米国は共産主義国家ソ連の脅威を感じ、日本
と戦争したことを後悔します。
又、米国はファシズムのナチスドイツを叩いたが、その代わりファシズムのソ連スター
リンが東欧を支配したことに気づきます。
現在では自由主義陣営の民主主義国家である日本とドイツを叩いたことは米ソ冷戦時代
を起こさせる原因ともなり、米国の大失敗でした。
更にソ連の脅威を感じた米国は毛沢東の中国を支援します。これが有名なニクソンの訪
中です。当時中国は疲弊し、数千万人の中国人が餓死していました。これを米国は助け
、その後鄧小平が資本主義を取り入れ、世界第2位のGDP大国となりました。
これも米国外交の大失敗でした。もし、あの時中国の疲弊状態をそのままにし、台湾を
支援し続けていれば、共産主義陣営を追放し、自由主義陣営の勝利となっていた筈です
。
それまで米国は中国の国連加盟すら認めていませんでした。しかし、ニクソンとキッシ
ンジャーは、蒋介石の台湾を国連から追放し、中国を常任理事国として認めてしまいま
した。当時、中華民国(台湾)は滅びたことにしてしまうというひどい裏切り行為でし
た。
当時の日本は佐藤栄作首相で、米国に追随して親台湾政権でしたが、はしごを外されて
しまいました。そして、次の田中内閣の時に米国に倣い日中国交回復へと進んでいきま
す。
これも今となっては、米国の大失敗でした。
もし、資本主義陣営の自由主義国家台湾を温存しておけば、中国の軍事的脅威は阻止で
きました。台湾は地政学的に南シナ海、東シナ海の制海権を抑える重要な場所です。
しかし、共産主義国家中国に加勢したため、中国が米国及び東南アジアにとり現在では
軍事的脅威となっています。
戦前米国が叩いた日本とドイツは民主主義国家となり、米国と同じ自由主義陣営の同盟
国です。
一方、共産主義国家ソ連は崩壊したものの、プーチンのロシアは現在米国と対立してい
ます。
又、中国は共産党の独裁国家であり、軍事的脅威は日増しに高まっており、米国はその
軍事的脅威にやっと気づき始めました。
現在、中国は南沙諸島の核軍事化を急いでいますが、これはオバマ大統領の失政です。
「米国は世界の警察官から手を引く」発言が、中国の南沙諸島の軍事基地化を加速化さ
せました。もしここに核施設が整ったら、米国の核戦略に大きな狂いが生じます。現在
、日本は米国の核の傘下で平和と安全を保っていますが、もし、ここに核施設ができた
ら、日本は一気に中国の核攻撃の脅威にさらされ、お手上げ状態となります。
最後に戦後の米国の対日本政策の最大の失敗は、日本人の一部に親共産主義=反日=反
米というDNAを造ってしまったことだ。これはルーズベルト大統領の親社会主義、共産主
義思想が影響している。
岸内閣の時の安保反対運動が、孫の代までこのDNAが受け継がれている。今年、国会周辺
で安保法制反対運動が展開しているがその実例だ。メディアでは朝日新聞がその急先鋒
だ。
中国の意図は、米中が協力した日本解体だ。
安保法制反対運動や集団的自衛権反対、そして沖縄県翁長県知事などはまさに日本解体
工作の1つといえる。
日本政府は今後米国に働きかけ、親日政策を展開していくべきだが、日本の外務省は甘
すぎる。
従軍慰安婦問題や南京大虐殺問題などは、事実かどうかなど関係ない。日本をいかに悪
者に見せるための小道具に過ぎない。
日本政府はこれに対しおとなしすぎるので、中国を増長させるだけでなく、これが日本
解体工作に手を貸していることに早く気づくべきと考える。
藤井厳喜著「紛争輸出国アメリカの大罪」は目から鱗の力作です。一読をお勧めします
。
◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆
昨日、映画「杉原千畝」を観賞しました。昨日のメルマガで「誰のために働くのではな
く、何のために働くのかが人生に勝利するポイント」と書きました。
第2次世界大戦当時のリトアニアの領事館杉原千畝氏は、ビザを発給し6千人のユダヤ人
の命を救いました。本国の命令に背いたため、その後左遷されました。しかし、私は杉
原千畝氏のような人こそ人生に勝利した人と思っています。彼の名誉は2000年に外務省
で復活しました。
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