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2016年2月 3日 (水)

「マーキュリー通信」no.2876【衝撃の書、チャイナ2049の時、日本消滅!?】

China2049の著者マイケル・ピルズベリー氏は、ニクソン大統領からオバマ大統領に至る

政権で対中国の防衛政策を担当していた親中派の政府高官でした。現在は、ハドソン研

究所中国戦略センター所長、国防総省顧問です。

そのピルズベリー氏が自分の過ちを素直に認め、自戒の念を込めて書いたのが本書です

。本書は世界的なベストセラー書となっています。

2049というのは現在の中共が誕生してから丁度100周年となります。その時に世界の覇権

国家になっているという中国の壮大な夢です。中国には戦前欧米に侵略された恨みがあります。その恨みを晴らし、世界ナンバー1国家になることが中国の夢です。

これまで欧米では中国を見下しており、中国の夢はアジアの後進国の絵空事と思って相手にしていませんでした。

しかし、最近になってそれが過ちだと言うことに気付き始めます。

中国は、国家戦略を100年単位で考え、実行していっています。中国の国家主席は10年単

位で替わりますが、国家戦略を次世代へと確実に引き継いでいっています。

中国は2千年前の孫子の教えを忠実に実行しています。自らの野心を隠し、仮想敵国米国のアキレス腱を見抜きながら、着実に歩を進めています。

毛沢東国家主席、周恩来首相の時は軍事最優先で、他国の侵略、特にソ連、インドの侵

略に備えていました。その為、6千万人とも言われる餓死者が出ました。人命より国防優

先の時代です。

米国は当時ソ連の共産主義台頭に脅威を抱いていました。中ソを引き離し、米国陣営に

引き寄せようと画策しました。
それがニクソン大統領の訪中です。米中友好条約を結び、米国は中国を経済的に支援し

ていきました。
その直後に日中友好条約締結となり、日本も中国をODA等を通じ、中国を経済面で支えて

いきました。これが今日世界第2位の経済大国となった最大の要因です。
中国は、他国の特許を平気で盗み、自国の発展に結びつけていますが、これも孫子の教えの一部と解釈しています。

当時米国は、中国が巨大化するとは思っていませんでした。寧ろ中国が資本主義を採

用することで、民主国家へと脱皮することを期待していました。

しかし、米国の思惑は全く裏切られてしまいました。中国は、資本主義というツールを

使い経済的に発展させ、共産主義により一党独裁体制を堅持し続け、今後もその方針に

変わりません。

孫子の教えの1つに「戦わず勝利せよ」があります。日米に多数のスパイを送り込み、

自国に有利な政策を展開していっています。

日本にも親中派経済人や政治家が多数います。現在、沖縄の辺野古移転を翁長県知事が

体を張って反対しています。これなどは中国の国家戦略の1つです。
中国は、米国が沖縄から撤退すれば、直ぐに沖縄侵略を開始します。これはフィリピン

やベトナムの例を見れば明らかです。

オバマ大統領が、「世界の警察官を止める」発言をしてから、中国の軍事的進出はあか

らさまになっています。その1つが南沙諸島の軍事基地建設です。ここを抑えれば、中国

の太平洋進出の橋頭堡となります。
米国に提案したハワイ以西は中国が支配することが現実味を帯びてきます。

以前私のメルマガでも紹介しましたが、2050年には日本の西半分は中国領となり、東京

以北は自治区になっています。その時点で日本は消滅することになります。

中国はこれまでウィグル自治区、内モンゴル自治区、チベット自治区を侵略し、少数民

族の消滅を目的に中国同化政策を実践していっています。

日本が中国領となった時、天皇陛下は死刑となり、日本民族は消滅へとカウントダウン

となります。

米国占領軍GHQは、日本の軍事的復活を抑えるために、米国の都合の良い憲法を制定し、

軍隊を否定しました。それが戦後70年も続いています。
中国にとっては現在の日本国憲法はベストの憲法です。護憲派を使って、憲法改正反対

運動を展開しています。これも戦わず勝つ兵法の1つです。

現行憲法は中国にとって日本侵略の最高のツールとなっています。

本署を読んで、中国は世界最大の戦略国家であり、改めて中国の恐ろしさを再認識しま

した。

◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆

米国の最大の過ちはスターリンのソ連と組み、日本を戦争へと追い込んだことです。

一方、戦前の日本の最大の脅威であり仮想敵国はロシアでした。

もし、日米が共同でロシアの南下政策を防いでいたら、共産主義国家は世界からなくな

り、もっと世界は安定していたと思います。

もちろん資本主義の矛盾は露呈し、単純に世界平和とはならないでしょうが、少なくと

も専制と恐怖の弾圧政治体制の1つである共産主義国家の芽を摘むことはできたことと思

います。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

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