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2016年2月10日 (水)

「マーキュリー通信」no.2879【ワンポイントアップの経営術-139「経営には中長期視点 を持つことが重要」】

チャイナ+オイルを足してチャイルショックと言う言葉を日経が流行らせようとしてい

ます。今年の流行語大賞の1つになるかも知れません。

上海市場の株価暴落の影響で、年初来、日経平均も大幅下落を続けています。又、1バ

ーレルを割る原油価格の暴落が企業業績に大きな影響を与えています。グローバル企業

の中には、赤字に転落したところも多数出てきました。

しかし、中国のバブル崩壊は数年前から言われてきたことですし、現在の世界不況は予

測できたことです。

原油価格を中心とした資源高騰は中国バブルの影響によることが大で、それが弾ければ

価格は急落することは経済原理です。

現在は悲観論が強くなっていますが、資源価格はいずれ反騰してきます。
経営者としては、今がチャンスで将来を見越した投資をしていくべきと考えます。
その際は、銀行借入に頼るのではなく、手持ち資金で対処し、自社の財務体力の範囲内

で対応していくのがリスク・マネジメントとしてのポイントです。

日本では、4年後の東京オリンピックに向いプラスの環境ですが、経営者としては、東

京オリンピック以降の景気の落ち込みを予測した経営戦略も重要です。
前回の東京オリンピックでは、景気の落ち込みに日本企業は苦しみました。

東京オリンピック以降は、団塊の世代が全員70歳となり、いよいよ労働戦線から脱落

していきます。その際、移民問題にどう対処するかは避けて通れない労働問題です。

一方で、ASEANを中心とした経済成長は大きなプラス要因ですが、自社にどう取り込むか

が重要な経営課題と言えます。

環境の激変は待ったなしです。それを予測して東京オリンピックを見据え、東京オリン

ピック以降の中長期の経営戦略を立て、実践していくことが経営者に求められる最重要

事項と考えます。

これができない経営者は、会社は長期的低迷に陥り、最悪倒産の事態に陥ることも覚悟

する必要があります。



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