「マーキュリー通信」no.2885【奇人変人の異見-272「民主主義の終焉」】
現在米国大統領選の予備選活動が熱を帯びています。
民主党は、ダークホース サンダース候補の人気が急上昇中です。
サンダース候補が掲げる政策はまさに社会主義政策そのものです。米国では格差がかな
り拡大し、皮肉なことに74歳の老政治家が、自分より子供、孫の世代の若者に受けてい
ます。
民主党の候補は、最終的にはヒラリー候補と言われていますが、ダークホースオバマ候
補が一気に大統領に駆け上がってしまった過去の実績があるので予断を許しません。
仮にサンダース候補が大統領になった場合、米国の国力低下は更に加速化していくこと
が予測されます。なぜなら民衆の歓心を買うために、ばらまきが加速化していくからで
す。
一方で、軍事費が削減され、世界の警察官の地位を放棄していきます。
その結果、中国の21世紀型帝国主義がアジアの脅威となっていきます。中国は中共の
一党独裁のファシズム国家ですから、民主主義は存在しません。現在中国国民の自由は
制限されていますが、これが周辺諸国にも及んでいきます。そして、民主主義の終演に
及んでいきます。
日本でも民主党の政権下で民主主義が脅威にさらされました。
格差是正の美名の下に、ばらまきが行われました。
資本主義が進むと格差は広がっていきます。それが資本主義の原理だからです。当然、
弱者の保護は大切ですが、これが過度に進むと、国家財政を圧迫し、国家の衰退に繋が
っていきます。
政治家は、目先のことしか考えない人種です。猿は木から落ちても猿ですが、政治家は
落選したら権力を失います。
だから大衆に媚びを売る政治家が横行し、莫大な借金を重ねていきます。日本ではその
挙げ句の果てに一千兆円を超える国家の借金となりました。
歴史は繰り返す。
私は、今後目指すべき日本の針路は、聖徳太子が17条の憲法の基に行った徳地主義で
はないかと思います。
そろそろ衆愚政治の時代から、賢人政治の時代を考える時期に来たのではないかと思い
ます。賢人よ、出でよ!
◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆
衆愚政治を加速化している原因にマスコミの見識のなさがあります。
民主党政権を誕生させた最大の立役者はマスコミでした。私はメルマガで民主党が政権
を取ったら国家は漂流することを何度も訴えました。
マスコミの使命は、不偏不党、国益に立った正論を展開していくべきと考えますが、多
くのマスコミはその逆のことをやっています。
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