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2016年4月 4日 (月)

「マーキュリー通信」no.2925【ワンポイントアップの経営術-147「大手総合商社三井物 産、三菱商事の戦後初の赤字決算に学ぶ】

三井物産が戦後初の赤字決算を発表しました。前期連結純利益は3064億円の黒字に対し

今期は700億円の赤字の見込みです。
一方、三菱商事も同様に前期4006億円の税引後黒字に対し今期は1500億円の赤字の見込

みです。

両社とも、エネルギー部門が強く、それが業績好調を支えてきました。しかし、昨今の

エネルギー価格の暴落で大幅赤字を余儀なくされました。
これに対し、非エネルギー部門の強化をしてきた伊藤忠商事が連結純利益で3300億円を

見込み、業界初の首位に躍り出ることが確実となりました。

世界の政治経済社会は激変しています。三井物産、三菱商事の決算に見られるように激

変により企業の強みが弱みに変わることもあります。

激変する環境を先読みするのは難しいと言う人もいます。しかし、私はメルマガで伝え

ています。

例えば、安倍政権が誕生した時、アベノミクスで円安に振れること、中国バブルの崩壊

で資源価格の暴落すること等を予測しました。

しかし、中長期的に見ればASEANの成長もあり、資源価格は反騰していくと思います。

重要なことは、自社の強みは何かを再確認する一方、複数の強み部門を強化しておくこ

とです。
事業の多角化は大切ですが、自社の事業領域の延長線上で考え、絶えずシナジー効果を

図りながら進めていくことです。

又、財務体力がある企業なら成長部門に投資をしておくこともポイントです。その企業

にとって撤退すべき事業領域でも、自社にとっては魅力のある事業であることも往々に

してあります。

その意味で、経営者はアンテナを複数立て、自社に必要な情報をキャッチすることが求

められます。

◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆

私が三井物産を退職したのが19年前でした。当時商社氷河期時代と言われ、三井物産の

連結純利益は300億円程度でした。
当時は、安宅産業、日商岩井、トーメン、ニチメンが消え、大手の伊藤忠、丸紅すら倒

産の危機がささやかれていた頃でした。

その後、各社とも業態を一変させ、営業部門を基本的に分社化し、本社はヘッドクォー

ターとしての機能を果たすようになりました。

過去19年間を俯瞰してみると、結局中国の成長軌道に支えられてきた事になります。し

かし、今後はチャイナリスクとどう向き合い、今後も成長が期待できるASEAN、インド、

バングラデシュ、更にはロシア、モンゴル等とどのように取り組んで行くのか。

更にはテロのリスク、イスラム問題、移民難民問題、中国の軍事的脅威による日本経済

への影響、北朝鮮の核ミサイル攻撃等難しい経営の舵取りを迫られる時代となって来ま

した。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

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