「マーキュリー通信」no.2931【マンション管理、7つの失敗とその回避策-7「管理会 社任せは長期修繕費用の負担増となる」】
多くのマンション管理組合では、管理会社任せになっていることが多いと思います。
管理会社任せにする最大のデメリットは、長期修繕積立金が膨張していくことです。
ざっくりいって管理会社の利益は2割程度です。
私の住むマンションの長期修繕積立金50年計画では4.2億円となっていますが、全
て管理会社に任せると、管理会社に落ちる利益は8400万円となります。
その分、長期修繕積立金財政を圧迫します。
多くのマンション管理組合では長期修繕積立金不足が大きな問題となっています。
そこで、マンション管理組合が独自にできることと管理会社任せにしても良いことを分
ける必要があります。
極論すると、建物、設備の維持管理等手間のかかるものは管理会社に任せ、大規模修繕
工事等はマンション管理組合が主導権を取るべきと考えます。
私のマンション管理組合でも、管理会社が提出した長期修繕計画では15年後には長期
修繕積立金が1.5億円不足となっていました。
そこで、私は理事長として1.5億円不足解消のため、全力投球しました。
長期修繕計画では、機械式駐車場の設備更新費用が5000万円以上余分に計上されて
いることが分かりました。
その分をカットし、その他大項目を詰めていき費用削減を図りました。
又、携帯電話の基地局収入を確保できたので、1.5億円の長期修繕積立金不足を解消
することができました。
このようにマンション管理会社任せをしていると、長期修繕積立金が不足する事態とな
っていきます。
ここでも「自分の財産は自分で守る」という意識が大切と思います。
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