« 「マーキュリー通信」no.2956【人生100年時代をぴんぴんころりで楽しく生きる法-92「 近未来に起こった事実を基に近未来社会を予測する」】 | トップページ | 「マーキュリー通信」no.2958【ワンポイントアップの経営術-152「何のために会社を経 営するのか?」】 »

2016年5月20日 (金)

「マーキュリー通信」no.2957【ワンポイントアップの経営術-151「顧客を騙すビジネス ・モデルはいずれ破綻する」】

三菱自動車が燃費データ改竄で経営危機に陥り、日産自動車の傘下に入りました。目先

の利益に走った経営者の愚かさには呆れています。

顧客を騙してもいずれ分かってしまいます。

英語の格言に"You may cheat all the people for sometime, you may cheat some

people all the time, but you can never cheat all the people all the time"があり

ますが、今回の三菱自動車の燃費データ改竄事件はまさにこれが当てはまります。

家庭用インクジェット複合機業界のビジネス・モデルは、プリンタを低価格で売り、イ

ンクジェットで儲けるビジネス・モデルです。

各メーカーはカラーの印刷単価を1枚当たり10円程度の低コストを訴えています。し

かし、実際にはオートクリーニング機能によりインクをふんだんに使う為、その倍の印

刷単価となります。

それをプリンタ販売の際には顧客に説明しません。このような顧客を半ば騙すようなビ

ジネス・モデルはいずれ破綻すると思います。

このビジネス・モデルを壊すために、インクジェットの非純正部品メーカーが低価格で

販売しています。

これに対抗する為に、メーカー側はシステム的に非純正部品ユーザーに対し、品質上問

題となること旨絶えず警告を発しています。
事実私も以前非純正部品を使っていましたが、印刷ムラが出て、使用を止めました。

このような顧客の気持ちを無視したようなビジネス・モデルでは長続きしないと思いま

す。


| |

« 「マーキュリー通信」no.2956【人生100年時代をぴんぴんころりで楽しく生きる法-92「 近未来に起こった事実を基に近未来社会を予測する」】 | トップページ | 「マーキュリー通信」no.2958【ワンポイントアップの経営術-152「何のために会社を経 営するのか?」】 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「マーキュリー通信」no.2957【ワンポイントアップの経営術-151「顧客を騙すビジネス ・モデルはいずれ破綻する」】:

« 「マーキュリー通信」no.2956【人生100年時代をぴんぴんころりで楽しく生きる法-92「 近未来に起こった事実を基に近未来社会を予測する」】 | トップページ | 「マーキュリー通信」no.2958【ワンポイントアップの経営術-152「何のために会社を経 営するのか?」】 »