「マーキュリー通信」no.2973【奇人変人の異見-279「消費増税延期で抜け落ちている大 きな視点」】
安倍首相が正式に消費増税の2年半の延期を表明しました。
しかし、世論調査では8割以上の国民の消費意欲に火がつかず、節約マインドのままの
ようです。消費を喚起するには、消費税を元の5%に戻すことです。
さて、5%から8%に消費増税した為に、国民の節約志向が定着してしまいました。5
%から8%への値上げでもかなりのインパクトがあるわけです。
増え続ける社会保障費を賄うためには70%の消費税が必要との試算もあるようです。
今回の一連の消費増税騒動を見てもものすごいエネルギーを必要としており、70%に
引き上げるエネルギーなど到底ないと考えるのが妥当です。
そうなるとこれまでの自民党の利権構造による票集めのやり方をやり続ける限り、国債
は際限なく膨張していきます。
特に小選挙区制度になってから利益誘導型、国民へのばらまきが顕著となり、国債は年
々増加し、あっという間に1000兆円を突破してしまいました。
このままではプライマリーバランスを回復するなど夢の又夢となり、国債は2000兆円に
向かって更に増加していくことが容易に想像できます。
その時為政者は何を考えるか?
それはハイパーインフレです。
今のままのデフレ型経済を続ける限り、ハイパーインフレになる可能性は低いですが、
ハイパーインフレを起こさせる仕組み、仕掛けを海外勢と画策してやればその可能性は
否定できません。
物価が10倍になれば、1000兆円の価値は100兆円の価値に減額します。
私の若い頃は右肩上がりの時代で、物価は年々上昇することが常識でした。
今の若い人は右肩下がりの時代で、物価は年々下落することが常識の時代です。
しかし、地震エネルギーと同じです。たまり続けたエネルギーがいつか一気に吹き出す
可能性はあります。
その時に一番困るのは年金生活の高齢者です。だから財布のひもが固くなるのはやむを
得ないところです。
若い人は、今後は貯蓄プラス別の財テクを進めていくことが重要な時代となって来まし
た。
別の財テクに関しては、後日のメルマガで書きたいと思います。
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