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2016年8月16日 (火)

「マーキュリー通信」no.3020【東北被災地を訪ねて思う】

8月11日~15日まで東北被災地を訪ねてきました。

今回は、仙台を拠点に松島、石巻、気仙沼、釜石、三陸海岸、宮古(浄土ヶ浜)を訪ね

ました。

5年前の震災の夏に、何か自分でも被災地の役に立てないかと思い、自分のようなシニア

のできることとしては、被災地に出かけ、お金を使うことだと思いました。

5年前の夏、石巻駅に着いた夕暮れ時、駅前のタクシー乗り場は空車のタクシーであふれ

ていました。

私は、女川港まで往復して欲しいと運転手に頼み、暗闇の中、がれきと水浸しの道路を

すり抜けながら女川港まで行って帰ってきました。往復2時間のスリリングな時間でした

石巻駅に戻り、タクシー代の2万円を渡した時、その時の運転手の感激した様子が印象的

でした。それ以来毎年東北を訪ね、お金を使うことにしています。

2年目の夏は、がれきの山とぺしゃんこの車が山積みとなり、復旧が殆ど進んでおらず、

行政不在を実感しました。

地元からは時の民主党政府に対する怨嗟の念が伝わってきました。

さて、さすがに震災から5年が経ったので、現在では殆ど復旧したようです。

しかし、大きな問題が内在しています。

津波対策として政府と地元自治体は防潮堤建設を推進しています。

しかし地元は反対しています。

津波は地震と違い時差があります。従って、防潮堤より津波が来た時の避難道路を作る

方が優先順位が高いそうです。

もし、再び津波が来た時、避難道路は混乱し、高台に登り切れない地元民が多数出て、

又、被害者が出る恐れがあります。

しかし、政府も自治体も乗り気でありません。既にマリンゼネコン、族議員、官僚の利

権構造の下、「被災地復旧」の大義名分ができあがり、防潮堤計画は着々と進められて

います。

このまま防潮堤が実施された場合、風光明媚の三陸リアス式海岸はコンクリートの防潮

堤で覆われ、観光客が来なくなることを地元民は危惧しています。

北海道の奥尻島地震では津波対策として防潮堤が築かれました。しかし、その結果、観

光客は来なくなり観光産業は大打撃を受けてしまいました。

政府は「奥尻島の教訓を活かせ」と地元民は訴えています。

地元情報を得るには、タクシーに乗るのが一番です。

気仙沼では、気仙沼市でただ一人の震災を語る語り部タクシーに乗り、気仙沼を半日移

動しました。

気仙沼で一番のお薦めスポット唐桑半島を訪ねましたが日曜日にも関わらず観光客は余

りいませんでした。
松島より絶景の唐桑半島は以前は観光客で賑わっていたそうです。

しかし、地元の観光センターでも唐桑半島をよく知らないようです。

タクシーには松島、石巻、釜石、宮古等でも乗りましたが、皆防潮堤は要らないと言っ

ています。

安倍首相は財政投資で景気浮揚を高らかに宣言していますが、このような景気浮揚策な

ら不要です。もっと地元民の立場に立った景気浮揚策が必要です。

被災地の主な産業は観光と漁業です。この2つに重点を置いた景気対策をして欲しいと

感じました。

◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆

今年から8月11日が祝日なりました。これで年間祝日は16日となり、先進国の中ではダン

トツで英国の8日の2倍だそうです。

その代わり有給休暇の取得率は先進国の中では最低だそうです。

政府が、有給休暇を使って被災地を訪ねようと音頭をとれば、まじめな日本人だからき

っと協力してくれそうです。政府はこういうお金を使わない知恵をもっと使って欲しい

と思います。

今年は11日が祝日となった為、11~15日に夏季休暇を取る人が多く、帰省ラッシュはこ

の両日がピークとなりました。

11日に東京から仙台まで車で帰省した人の話では何と12時間もかかったそうです。「こ

れでは海外に行けてしまいますね」と苦笑していました。

このような国民経済的に無駄なことを止めることも政府の知恵1つにかかっています。

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