「マーキュリー通信」no.3037【ワンポイントアップの経営術-162「戦略も戦術も間違え た今年の巨人軍の戦い方」】
昨夜、広島カープが25年ぶりにセ・リーグで優勝しました。
広島カープおめでとうございます。
逆にうらやましいです。
巨人ファンとしては、今年も巨人の戦い方に不満でした。
巨人は同じ過ちを毎年繰り、2年連続セ・リーグ優勝を逃しました。
毎年4番打者候補に打てない外国人選手又は他球団の4番打者をスカウトし、それに固
執して墓穴を掘ります。
今年も、ギャレットを獲得し4番打者に据え、期待を完全に裏切りました。それでも高
橋由伸新監督は使い続けました。
私は4月1ヶ月間の巨人戦の戦い方を見て、今年の巨人軍の優勝はないと予想しました
。
それは高橋由伸新監督の選手起用方法は良きにつけ悪しきにつけ原前監督と同じだった
からです。
巨人には足の速い選手がたくさんいます。それなのに盗塁数はリーグ最低です。
打てないのなら、走って走って相手を攪乱することで得点していけば、ファンはエキサ
イトします。
足と守備を戦いの要とした戦略を実行すれば、もっとファンを魅了する野球ができたと
思います。その結果、優勝できなくてもファンは満足します。
そして、巨人戦のTV視聴率は上がったことと思います。
外人選手と他球団の4番打者が主力の巨人では興ざめするので、私は今年も殆どテレビを見ませんでした。
但し、巨人ファンなので、翌日のスポーツニュースで巨人戦の勝敗はチェックしていま
す。
今年の巨人軍の戦い方は会社の経営にも参考になります。
高額の外国人又は大企業出身者をヘッドハンティングして中小企業で採用したらどうなるでしょうか?
現在いる社員と不調和を起こし、却って社内のモラールが下がり、業績が低下するかも知れません。
現在の社員の強みを活かしながら戦っていくことで業績は上がっていきます。
巨人人気は長期低迷傾向にあります。
その原因はファンの気持ちを無視した優勝至上主義です。
企業経営も、顧客のニーズを無視した経営を続けると、長期低迷を余儀なくされます。
今年も巨人の戦い方を見て、そう感じました。
◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆
今年のセ・リーグの私のペナント予想は、エース マエケンの抜けた広島と、押さえの切り札岩瀬の衰えた中日が最下位争いをすると見ていました。
しかし、その予想が見事覆されました。
生え抜き選手と外国人選手の力がうまく噛み合い、想像以上の力を広島カープは発揮しました。
金に任せた巨人の経営と比べ、資金力の弱い広島カープの球団経営は、中小企業の経営にも参考になると思います。
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