「マーキュリー通信」no.3040【ワンポイントアップの経営術-163「石原元都知事の『私 は騙された」発言に見るリーダーシップの欠如」】
築地魚市場の移転先、豊洲魚市場の汚染問題が社会的混乱を起こし、大問題となってい
ます。
石原元都知事が、「僕は騙された」と発言をしました。
会社のトップならこのような無責任な発言は絶対許されません。
都の役人の腐敗体質を引き起こした責任はトップである都知事となります。
都知事としては、コンプライアンス、コーポレートガバナンス委員会を設置し、懲罰規
定を見直し、都職員の徹底教育をすべきでした。
一方、小池新都知事は、選挙戦の時から都職員の腐敗体質を正すことを宣言していまし
た。
その意味で、今回の小池新都知事のとった措置と態度には都民としては拍手喝采です。
石原元都知事は、厚化粧の小池新都知事を批判するより、厚化粧で覆われた都の体質を
見抜けなかった自らの能力不足を猛省すべきです。
石原元都知事は、自らも含め、関与した元都の幹部、関係者にまで遡って関係者の懲罰、罰金を徹底すべきと発表すれば、元都知事の株は一気に上がると思います。
今回の豊洲魚市場の汚染問題は、一般企業にも当てはまります。
つまり、社員の不祥事は、コンプライアンス、コーポレートガバナンス体制を確立して
いなかった社内の体制不備を反省すべきと考えます。
但し、余り社内の締め付けを厳し過ぎると、「角を矯めて牛を殺す」事になりかねない
ので、その辺の手綱さばきはマネジメント手腕となります。
◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆
民進党の新代表に台湾出身の蓮舫氏が選ばれました。
蓮舫氏は、二重国籍問題、不倫疑惑、黒い交際の三重疑惑を背負っての登場です。
井の中の蛙の民進党体制は相変わらずお粗末です。
しかし、今回の蓮舫新代表は、民進党解党の引き金とみれば、国民にとってメリットが
あるかも知れません。
代表が替わっても、反社会勢力共産党との連携を維持する民進党なら、国民の気持ちは
一気に離れていくことになるでしょう。
国民の民進党への期待は、自民党と政権交代できる現実的政策を提案できる野党です。
北朝鮮ミサイル発射による国防危機の中、依然安保法制反対、集団的自衛権反対、憲法
改正反対の非現実的政策を採り続ける限り、民進党の明日はないとみています。
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