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2016年10月30日 (日)

「マーキュリー通信」no.3071【人生に勝利する方程式-138「是清の七転び八起き人生に 学ぶ」】

激動の明治、大正、昭和を駆け抜けただるま宰相で人気を博した高橋是清元首相、蔵相
の七転び八起き人生から学ぶことは大きいです。
この人はスーパープラス思考です。
若い頃に、商品相場で騙され大損をしました。
その時高橋是清は、失敗した理由も含め商品相場を徹底的に調べました。更には内外の
政治経済社会情勢まで克明に調べました。
その結果、今度は商品相場で儲けることができ、更には後に名蔵相といわれる基礎を築
くことができました。
次に、高橋是清は銀山採掘会社の社長を頼まれましたが、まんまと騙され、大損をしま
した。現場を調査せずに、資料だけで判断したためです。
高橋是清は、これを猛省し、現場を確かめる重要性に気付かされました。
高橋是清は、役人の地位を捨て、建設会社の現場担当となりました。そこで、在庫管理
もろくにしない前近代的な経営手法を目の当たりにしました。
ある時、東京駅舎建設費用が予算を大幅に上回り、コスト削減の為、2段目までは設計
通り石を使い、3段目以上はレンガを使う提案をしました。
しかし、欧米並みの一流国に追いつくために、政府は日本国の玄関である東京駅舎は当
時欧米で流行った石を使うことに固執しました。
官僚と現場の両方を経験している高橋是清は折衷案として、3段目以上はレンガとし、
その上に石で覆うことによって外見上は官僚の主張を通すことに成功し、予算通り東京
駅舎を完成することができました。
1929年(昭和4年)に世界大恐慌が起こりました。その影響で日本経済も不況となりまし
た。
日本経済を不況から脱出させる為に、当時政界から引退した高橋是清が77歳で復帰しま
した。そして、積極的な財政投融資により、短期間で見事日本経済を復活させました。
その後、日本の軍国主義化は進み、国家予算の半分以上を軍事費に使っていたため、国
民の生活に影響を及ぼし始めました。
そこで、高橋是清は軍事費予算のカットを主張し、軍部は呑まざるを得ませんでした。
高橋是清の英断に国民は拍手喝采でした。
しかし、軍部の恨みを買い、高橋是清82歳の時、二・二六事件(昭和11年)が起こり、
凶弾に倒れました。
高橋是清の人生で多くのことを学びましたが、ここでは2つだけ挙げたいと思います。
1つ目は、失敗にくじけず、失敗を糧として自分の成長に役立てていることです。
2つ目は、権力に屈せず、正しいことは正しいと主張する正義感です。この正義感が、神
の正義に基づいている場合、国民の支持を受けます。
これに対し、二・二六事件の首謀者も正義を掲げたとしても、神の正義に反していたた
め、歴史的にも反乱者として扱われています。
例え、凶弾に倒れ死んだとしても彼の名声は不滅です。
高橋是清の人生こそ、まさに人生に勝利したといえると思います。

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