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2016年11月12日 (土)

「マーキュリー通信」no.3081【ワンポイントアップの営業力-75「まず相手を儲けさせ ることから始める」】

昨日三井建設OBの方と40年ぶりに再会しました。
当時私は三井物産の営業会計から鉄鋼部門の営業部(鉄鋼建材部)に異動した頃でした
当時の直属の上司は土井貞夫さんで、業界ナンバーワンの営業マンでした。
その土井さんから3年間徹底的に厳しく指導を受けました。
土井さんから「営業の基本は、まず相手に儲けさせること。こちらの利益は後からつい
てくる」と常々語っていました。
私の営業の原点は土井さんにあります。それが今でも脈々と受け継がれています。
まず相手が儲かる仕組みを作ること。その結果、相手との人間関係、信頼関係が築かれ
、それが自分に跳ね返ってくる。短期の利益ではなく、人間関係を作りながら、長期に
亘る利益を追求すること。
土井さんは、一流の営業マンだけでなく、周りから慕われていました。
惜しむらくは、健康に無関心で、食事より酒が好きで、53歳の時に肝硬変で他界しまし
た。
土井さんの下で指導を受けていた3年間、殆ど毎日のように暴力を受けていました。げん
こつで殴るのが痛くなると、靴の底で殴られていました。
今ならパワハラで当然訴えられていたことでしょう。
しかし、それでも私は三井物産で数ある上司の中で、一番好きな上司でした。
土井さんのお陰で、営業のことを全く分からなかった私は、営業の基礎をたたき込まれ
、それが現在の私の営業力の源泉となっています。そんな土井さんには今でも感謝して
います。
三井建設OBの方と40年ぶりの再会で土井さんとの思い出がふつふつと湧いてきました。
◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆
土井さんの上司に梁瀬健二朗課長がいました。
梁瀬さんは土井さんとはまったく違うタイプの営業マンで努力家でした。
シートパイルのカタログをリュックに背負って、どぶ板営業をやっていたことが伝説と
して残っています。
梁瀬さんは手を出さない代わりに、重箱の隅を突っつくように手取り足取り厳しく指導
されました。
その梁瀬さんも昨年84歳で他界しました。
この二人のナンバーワン営業マンの厳しい指導のお陰で今日の私があると思っています
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

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