「マーキュリー通信」no.3096【ワンポイントアップの経営術-171「真田幸村にベンチャ ースピリットを見る」】
昨日のメルマガでは、真田幸村が最後の詰めのところで大失敗をして、結局大坂夏の陣
で家康軍に敗れることになった旨書きました。
しかし、それでも幸村が今でも人気があるのは、そのベンチャースピリットだと思いま
す。
10万人以上の圧倒的兵力の家康軍に対し、真田丸という強固な砦を築き、一時的に打
ち破り、家康に恐れおののかせました。
「身命を賭して」という言葉が現代にも残っていますが、当時は本当に命を懸けて戦い
ました。
秀吉から恩義を受けた幸村は、秀吉の為に身命を賭して戦いました。
決して一か八かの勝負ではなく、刻々と変わるその時時の情勢を読んでいます。自軍の
戦力と心理状態も分析しながら、次の手を次々と打っていく幸村の戦術は、現代のベン
チャー企業の経営にも大いに参考になります。
「真田丸」という強固な砦は、現代企業にとっては、USP(Unique selling
proposition)、他社と差別化する強みといえます。
USPを構築していくことが企業経営に取り重要であることを真田幸村から学びました。
◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆
私は歴史の中では戦国時代と幕末が好きです。
大河ドラマを始め歴史を題材に扱ったTV番組をよく見ます。様々な人物のそれぞれの視
点から見ると、これまで見ることができなかった新しい視点が見えてきます。
家康軍は、豊臣軍を簡単に打ち破ったという認識でしたが、今回の真田丸を見ると、決
してそうではなく、大坂冬の陣、夏の陣でかろうじて豊臣軍を滅ぼした事が分かります
。
もし、豊臣軍が勝っていたら、日本の歴史は大きく変わっていたと言えます。
それはまだまだ戦乱の世が続いていたかも知れません。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
| 固定リンク | 0
« 「マーキュリー通信」no.3095【ワンポイントアップの経営術-170「真田幸村に経営を学 ぶ」】 | トップページ | 「マーキュリー通信」no.3097【ワンポイントアップの経営術-172「店員教育の重要性」 】 »
コメント