「マーキュリー通信」no.3120【Bob Sugayaのワンポイントアップの英語術-92「英語の 日本語の表記を文科省主導で原音に近づける」】
日本人が英会話の苦手な1つとして間違った発音表記が横行していることです。
もちろん英語と日本語は全く異なる言語なので、同じように表記することは不可能です
。
しかし、それでもできるだけ原音に近い表記することで、日本人の英会話の手助けにな
ると思います。
発音表記を原音に近づける工夫として10に分けて書いてみました。
1番目は、「エイ」と発音すべき英語で「エー」となっているものを「エイ」に統一する
例)メール(mail)→メイル、ゲーム(game)→ゲイム、デート(date)→デイト、tail→
テイル
2、シーはスィーとシーに区別する
see,sea→スィー、she→シー、sing→スィング、single→スィングル、seat→スィー
ト
3.2つの発音があるものは原音に近い発音に統一する
オードリー・ヘップバーン(Hepburn)、ヘボン(Hepburn)→ヘボンに統一、ヘップバー
ンとは発音してもnative speakerに通じません。
セカンド、セコンド(second)→セカンド
4.間違った人名表記は原音に近い発音に変更する
リンカーン(Lincoln)→リンカン、ルーズベルト(Roosevelt)→ロウズヴェルト、ルー
スヴェルト
5.warは「ワー」でなく、原音に近い「ウォー」に統一する
award,wardrobe,warning,war,warship
6.濁音の間違った表記を原音に忠実に表記する
ルーズ(loose)→ルース、ハンドバック→ハンドバッグ、リラクゼーション→リラク
セイション
7.erは伸ばさない
コンピュータ、カラ、スポンサ、ドクタ
8.vの表記をヴにする
ヴァンクーヴァ、ヴィエットナム、ヴィジョン、ヴァイタリティ
9.日本語にないf,l,th発音をどうするか?
lアイト、rアイトぅ、thインク、fウードと表記して、区別するか。
それとも中学生の英語の授業で、発音する時に、thinkを舌を噛みながら発音するように
指導するか、その辺は議論のしどころです。
10.間違った和製英語を正しい英語に変更する
マンション→コンドミニアム、コンド、ナイター→ナイトゲイム、セレブ→有名人、
クレーム→苦情、リフォーム→リモデル
その他まだまだあると思いますが、東京オリンピックを控え、来日外国人が益々増加し
、英会話の必要性は増しています。
英語表記を文科省が音頭をとることで、国民の関心が高まり、英語熱が更に高まってい
くと思います。
国民にとって迷惑な規制が多い中で、野放図となっている英語表記を正しい方向に持っ
て行く時期と思います。
◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆
各業界で、独自の間違った表記が散見されます。
先日も、IT用語で、「ヘッター・フッター」という表記に出会いました。 「ヘッター・
フッター」の組み合わせだったので、ヘッダーの間違いと直ぐに気付きました。
又、以前ファーストフードと言っていたのに、最近マスコミがファストフードと呼ぶよ
うになりました。この方がトレンディなのでしょうか。マスコミこそ正しい英語表記を
して欲しいと思います。
一方、建築業界でフーチングの英語はfootingです。正しくはフッティングです。これな
どひどすぎる表記ですよね。これでは元となる英語をイメージできません。
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