「マーキュリー通信」no.3198【奇人変人の異見-300「選挙制度を変えない限り国の借金 は一千兆円から更にどんどん増え続ける」】
国の借金はとうに一千兆円を超え、更に増加しています。
政府は口では借金を減らすことを掲げていますが、現在の選挙制度を変えない限り無理
と思います。
人口の5%しかない農家に巨額の補助金が垂れ流されている理由は、農民の投票率は一般
の人の倍、更に家族、親類縁者を入れると500万票以上、実質は10%以上の大票田となり
ます。
同様に高齢者の投票率も若者の倍あります。
2016年の参院選の投票率を見ると、
60歳以上の投票率は概ね70%、これに対し50代後半の投票率は65%とまずまずですが、
年齢が下がるにつれ、どんどん下がり続け、特に20代若者は35%と60歳以上の投票率の
半分にしかなりません。
実際の選挙民数に換算すると30代以下の若者の数がざっくり3千万人、但し投票に行
く人は約3分の1だから投票者数は千万人。これに対し60歳以上の人口はざっくり4
千万人、7割の投票率とすると3千万人近くが投票することになり、若者3倍の投票数
となります。
これでは若者向けの政策はリップサービスに終わってしまいます。
政治家は誰がお客様かをよく見ています。特に小選挙区制の場合、一人しか当選しない
ので、自分に一番票を入れてくれそうな選挙民にターゲットを絞った政策を掲げます。
今や小選挙区制は選挙民の声を反映させない愚民制度であることは明白ですが、これを
変えることは困難です。
一強多弱の政治の世界、強者に有利な小選挙区制を自民党が変えるインセンティブはあ
りません。
本来なら良識の府といわれている参議院がその役割を果たすべきですが、ミニ衆議院と
化し、何のための参議院かその存在意義を問われています。
政治家は口では選挙民受けする政策を掲げていますが、若者が現実に目覚め、若者のた
めの政策を強く要求しない限り、現在の高齢者に有利な社会保障制度を手厚くする政策
は引き続き堅持され、結局国家の破綻まで続くことになると思います。
多くの政治家は、将来の日本のことなど考えていません。目先の自分の票がどうなるか
を考えているのが本音ベースと思うべきです。
◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆
シリーズ奇人変人の異見は今回で300回目となります。シリーズものではずば抜けて多い
テーマです。
本当はもっといいたいことはその倍以上あるのですが、これでも抑えています。
私自身は昔から奇人変人とよく言われ、それを由としていました。但し、私の言動の大
半は人より早く実践しているので、周りから見ると奇人変人に映るようです。
三井物産に入社した昭和47年当時、三井物産では明治時代の六法全書のように社内の公
用文書は全て漢字カタカナ文でした。ひらがな使用は禁止されていました。
私は上司に、非常に読みづらいので漢字ひらがな文にして欲しい旨要望しましたが、ル
ールなのでだめだ、直に慣れると却下されました。
昭和50年代後半になり、ワープロが普及し始めると、人事部から漢字ひらがな文を社内
の公用文書として認める旨の通達がありました。まるでお役所のようでびっくりしまし
た。
一方、新入社員の時に、カラーワイシャツを着ていったところ、上司からカラーワイシ
ャツは仕事に向かないと注意されました。
当時、カラーワイシャツが丁度流行りだした頃でした。こちらは社内ルールにないので
、私は上司の注意を無視して、そのまま着続けました。
そして、今から20年前に25年務めた三井物産を辞めましたが、私の行動は周りから奇人
変人に見られました。
このようにその他現在に至るまで私の奇人変人の言動は枚挙に暇がないですが、世の中
の常識を絶えず変革しようと思っている私にとり、皆と同じ常識的な意見に染まってし
まうことの方を恐れています。
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