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2017年5月23日 (火)

「マーキュリー通信」no.3206【ワンポイントアップの経営術-192「間違ったM&A戦略は 会社を危うくする」】

日本郵政は、2015年に買収したオーストラリアの物流会社の業績不振に伴い、17

年3月期連結決算で数千億円規模の損失を計上する。長年官営でやってきた企業が民間

になった途端に、海外の物流会社を巨額買収をするのはかなりのリスクが伴います。

今度は野村不動産ホールディングスの買収に入ったと報じられています。

私には焦りのようなものが感じられます。右肩下がりのデフレの時代、しかも東京オリ

ンピック以降は景気の落ち込みが予想され、賃貸ビルの供給過剰も心配されています。

そういう状況の中で、本業以外の不慣れな新規事業に進出するのは、日本郵政の屋台骨

を脅かしかねません。

これは日本郵政のような巨大企業だけの話ではなく、中小企業にも当てはまります。
資金的余裕がある時に新規事業に進出するのは成長戦略の1つとして良いと思います。

しかし、本業とのシナジー効果を余り期待できない分野への新規事業投資はかなりリス

クが伴います。

その意味で日本郵政の投資は、他山の石として肝に命じると良いと思います。

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