「マーキュリー通信」no.3225【人生に勝利する方程式-154「ベストセラー書『金持ち父 さん、貧乏父さん』を再読して」】
日系アメリカ人ロバート・キヨサキが2000年11月に発刊して世界的大ベストセラー書『
金持ち父さん、貧乏父さん』を15年ぶりに読みました。
ロバート・キヨサキには2人のお父さんがいました。
一人の目のお父さんは実のお父さんで、一流大学に入り、一流企業、国家公務員になっ
て人生の成功階段を昇っていくことを理想としていました。しかし、結局は最後は貧乏
で終わりました。
一方、二人目のお父さんはロバート・キヨサキが幼少の頃からお世話になった伯父さん
です。
両者は金銭哲学が全く異なります。
しかし、結局は二人目のお父さんは大金持ちとなり、自分の理想とする人生を歩むこと
ができました。
金持ち父さんの考え方は、
1.金持ちはお金のために働かない
自分のためにお金を働かせることが基本的な考え方です。「生活のために働く」とい
う考え方は貧乏父さんの考え方です。
2.お金の流れの読み方を学ぶ
マイホーム取得は投資ではなく負債。マイホーム取得は、充分キャッシュ・フローが
回り出してきてから考えれば良い。
3.自分のビジネスを持つ
会社の仕事以外に、キャッシュ・フローを生み出す新たなビジネスを行う。
4.会社を作って節税する
現行税制は企業にメリットがあるように作られている。従って、一定の収入が得られ
るようになったら、会社を作って節税する。
5.金持ちはお金を作り出す
例えば自分の投資した不動産からどの程度のリターンがあるかどうか絶えず研究する
。
6.お金の為はなく学ぶために働く
自己投資は金持ち父さんになる最大の資産形成。
本書は17年前に発刊されたものですが、15年ぶりに再読してみてその考え方はデフレの
時代の今でも通じるベストセラー書といえます。
お金が全てではない、しかし、充分なお金があれば自分の理想とする人生を謳歌するこ
とができます。
又、米国はキリスト教国なので、金持ちは慈善活動や宗教団体等への多額の寄付も当然
のこととして行われています。
現代の日本社会は、政治家は大票田の高齢者に手厚い社会保障政策を推進し、官僚は不
透明な施策により民間をコントロールし、それに群がる利権団体、天下り文化の閉塞状
態です。
もし金持ち父さんのような考え方に切り替わっていったら、デフレ社会から抜け出し、
明るい未来が築いていけると思います。
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