「マーキュリー通信」no.3231【ワンポイントアップの経営術-195「流通業者にとって魅 力的な商品とは、マージンが良くて売れる商品であること」】
以前「家庭用生ごみ処理機」を販売していました。
メーカーのT社は、大手「家庭用生ごみ処理機」と比べ品質に自信を持っていました。そ
こで、価格も大手と比べ安くして、ダブルで差別化すべきことを主張しました。
私はこれに反対しました。この価格では流通マージンが確保できないことが理由でした
。
これに対し、T社長は、直売中心で販売していけば良いと主張しました。
そこで私は新商品発売記念特価として、67200円を39900円として、消費者の反応を見よ
うと提案しました。
マーキュリー物産では、助成金が5万円も出る大和市に集中して新聞チラシで勝負しまし
た。しかし、僅か3台しか売れませんでした。
売れない理由は、T社もマーキュリー物産も知名度がなく、消費者から信用されていない
ことが分かりました。
そこで私は販売価格を67200円に戻して流通マージンを確保し、大和市で販売店網を築き
ました。
地元業者経由と助成金5万円が功を奏し、「家庭用生ごみ処理機」はどんどん売れ始め
ました。
あの時、39,900円で薄利多売戦略をとっていたら、T社も(有)マーキュリー物産も共倒
れしていました。
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◆第195号「流通業者にとって魅力的な商品とは、マージンが良くて売れる商品であること」
◆第194号「起業して10年後の生存率は5%?」
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