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2017年7月17日 (月)

「マーキュリー通信」no.3245【「新生スカイマークと日本型バイアウト」】

第26回一橋新経済人倶楽部は、スカイマーク株式会社代表取締役佐山展生会長に首題テーマで語って頂き、それを私が感想としてまとめてみました。

スカイマークは2015年1月に民事再生法を申請し、その後、日本型投資ファンドM&Aのインテグラルが中心になって投資し、2015年9月より同社代表取締役パートナーの佐山展生氏がスカイマークの代表取締役会長としてスカイマークの再生に全力投球し、業績は順調に回復しています。

佐山会長はこれまで数々のM&Aを手がけ成功してきたM&Aのプロ中のプロですが、今回は初めてM&A先の代表取締役に就任し、スカイマークの再建に全力投球してきました。

当初、航空業界素人の佐山会長の経営手腕を心配する人もいましたが、佐山会長はスカイマークの仕組み作り、環境作りを中心にスカイマークの経営再建を手がけてきました。
佐山会長の経営方針はいかにES(従業員満足度)を上げるか、その結果がCS(顧
客満足度)に繋がり、会社業績に繋がるかという正のスパイラルを描きました。

当然業界経験がないので現場のオペレーションは社長を中心にお任せしているそうです。

スカイマークの経営破綻は、エアバス330という大型機を購入し、その財務負担がきつくなり、それが倒産の引き金となりました。
従って、エアバス330を売却して身軽となり、ボーイング737に絞ったオペレーションを実行してきました。
幸い優秀な従業員が多かったのでリストラは全くしませんでした。

これに対しJALの経営破綻は親方日の丸の官僚体質が原因なので稲盛和夫会長の下、リストラを断行しました。

スカイマークの業績は順調に回復していますが、その裏には佐山会長の並々ならぬ努力と情熱が感じられます。

それはどこから来るのでしょうか?
佐山会長は、中学、高校、大学と野球一筋に打ち込んできました。
その時の野球魂が事業再生に生きているようです。

佐山会長は、絶えず従業員の幸福を考えています。
そして従業員との一体感を絶えず心がけています。
佐山会長は、今年も千歳空港支店のみなさんと一緒にフルマラソンに参加しました。フルマラソンを通じても、従業員
に勇気を与えているようです。

2020年には再上場を計画していますが、売却に当たってはいつも従業員の幸福が
念頭にあるそうです。

インテグラルはファンドです。当然EXITに際しては、できるだけ高値で売ること
が求められます。
しかし、いくら高値で売れても、従業員の幸福に反するような売却はしないそう
です。

そこに佐山会長の経営哲学が現れています。

本日は佐山会長と2次会の席も同席させて頂きましたが、厳しさの中にも他人に
対する気遣い、謙虚さ、そして優しさを感じました。

こういうトップがいる会社の従業員は幸福と思います。

そんなスカイマークを応援したいと心より思いました。

一橋新経済人倶楽部
代表世話人 菅谷信雄

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