「マーキュリー通信」no.3251【ワンポイントアップの経営術-198「顧客ニーズを考えな いサービスは意味がない」】
私はよくルノアールを使います。
アイスコーヒーを注文すると、必ず「水出しとドリップどちらにしますか?」と聞いて
きます。
私は「意味がよく分からないので、どういう味ですか?」と聞くと、ウェイトレスは「
水出しはさっぱりしていて、ドリップは多少苦みがあります」と回答します。
顧客の私にとりルノアールを利用する目的は商談が中心です。従って、アイスコーヒー
の味を求めて利用するわけではありません。
もしどうしても2種類のアイスコーヒーを提供したいなら、「さっぱり味と多少苦みのど
ちらをご希望ですか?」と聞けば良いわけです。
顧客と無駄なやりとりをしているとその分生産性が落ちます。経営者はそういうことま
で考えているのでしょうか。
私がその旨提案しても一向に直っていません。
一方、ルノアールでは来店客に対し「おたばこを吸いますか?」と聞きます。
これもおかしな接客法です。正しくは、「喫煙席と禁煙席のどちらをご希望ですか?」
です。顧客の希望は、禁煙席か喫煙席であって、自分がたばこを吸うかどうかとは別問
題です。
こちらも私はおかしいと指摘したのですが、顧客の要望は上まで上がっていないようで
す。
こんなごく初歩的な対応が大手の喫茶チェーンでできていないようです。
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