「マーキュリー通信」no.3390【ワンポイントアップの経営術-210「天動説から地動説 へ」】
経営的に天動説とは自社中心に経営をしていることを意味し、地動説はお客様中心に経
営していることを意味します。
顧客志向と言いながら意外とそうでない企業も多いです。
商売で成功する最も大切なことはお客様志向です。
エステー化学は消臭芳香剤・防虫剤・除湿剤(湿気取り)などが主力商品の大手メーカ
ーですがここ数年売上が伸び悩んでいたそうです。
そこで同社鈴木喬会長は、社長の座を姪の鈴木貴子社長に譲りました。
経営戦略はデザイン改革です。
同社の製品ターゲットは女性です。そこでデザインを鈴木貴子社長を中心に女性目線に
徹底的に変えました。
男性陣の抵抗は予想以上に強かったのですが、鈴木喬会長の絶大な支持を受けて、鈴木
貴子社長はその能力を遺憾なく発揮し、同社製品のデザインを次から次へと変えていき
ました。
このデザイン革命が女性の支持を受け、同社の2018年3月期業績は売上で前期比8.1%増
の497億円、営業利益で前期比22.6%増の35億円、経常利益で前期比13.7%増の33億円
が見込まれます。
天動説から地動説に変え、業績を大幅アップさせた好例です。
| 固定リンク | 0
« 「マーキュリー通信」no.3389【生涯現役社会が日本を救う-27「人が歳をとるとき」 】 | トップページ | 「マーキュリー通信」no.3391【健康は財産!誰でもできる超簡単健康法-186「私も恐 怖の睡眠時無呼吸症候群になっていた」】 »
コメント